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     5・13 千葉

   第三誘導路裁判で空港会社を徹底追及

   
反対同盟、7・14闘争呼びかける
    




 五月十三日千葉地裁で、第三誘導路裁判が開かれた。五十名が傍聴にかけつけ、反対同盟とともに闘った。この日の法廷では、前回(二月十九日)に引き続き、成田空港の騒音が、成田市公害防止条例や航空機騒音環境基準に違反していることを追及した。空港会社による反論の書面は、全く不十分なものであり、反対同盟はさらに追及する書面を提出して闘う予定である。裁判の後、弁護士会館において、記者会見が開かれた。
 北原さんは、「親子三代の農地・住居を囲い込み、追い出そうという国策だ。おそらく仮執行をつけるのではないか。反対同盟弁護団は、国策に対して、とりわけ成田空港に対して、三権分立をはっきりさせるために闘っている。反対同盟は全国に呼びかけて闘う。中国や共和国との国際関係が不安定な時代だ。第二次大戦を思い起こすととっくに日本は戦争に入っている。戦争政策を進める安倍政権を止めなければならない。報道機関は真実を伝えてほしい」と呼びかけた。
 続いて弁護団が、三月二十七日に結審した行政訴訟・農地法裁判の弁論再開申し立てを行ったことを報告した。民事二部で審理中の耕作権裁判で、反対同盟は、旧地主の藤崎氏と空港公団との交渉記録の開示を求めた。白石裁判長は、自ら目を通した十点の資料のうち、三点を反対同盟に開示した。反対同盟は、全ての資料の開示を求めて抗告を行った。開示された図面では、四十一番地九の土地の耕作者が、市東ではなく石橋と明記してあり、反対同盟の主張するとおりであった。四十一番地九を市東さんが不法耕作しているという空港会社の主張は誤りである。土地の特定を間違えて農地解約を許可した、成田市農業委員会・千葉県農業会議の手続きが間違っていたのだ。この重大な新証拠をもとに、多見谷裁判長に対し弁論再開申し立てを行った。多見谷裁判長が、再開の要求を聞き入れず、反動判決を強行することを許してはならない。必ず再開させるよう、運動を強めていこう。
 萩原さんは「土地の特定の間違いは、冤罪だ。市東さんは不法耕作の被告として裁判に立たされている。非常な屈辱だ。反対同盟は、三つの方針をもって闘う。①七月十四日、千葉市中央公園を埋め尽くす全国総決起集会を行う。②七月十四日までにビラ、リーフを活用して三万の署名を集める。③多くの人に現地へ来てもらい、空港の外から空港を見てもらう。現地調査や援農に入ってもらう」「安倍政権は原発事故が収束していないのに、再稼働、原発輸出を進めようとしている。オスプレイ配備、辺野古への基地建設、改憲を進めようとしている。福島の労働者、農民の原発反対の声の中で、原発政策を強権的に進めていかざるを得ない。成田でも、住民説明会を強引に開き、全面的な反対の声があがる中で、深夜の制限緩和を強行した。三本目の滑走路まで言い出している。騒音問題は解決できない。空港会社も追いつめられている。三十万回の需要があると言っても実際は二十万回前後。空港で人を集められないからといって、アウトレットやカジノで集めようとしている。反対同盟は、これらの人々に対して署名活動で市東さんの問題を広げる。沖縄、福島とともに闘おう」と呼びかけた。反対同盟の呼びかけに応え、署名運動をすすめよう。7・14闘争に結集しよう。


 

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