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     6・2 東京

    芝公園に反原発掲げ7500人が結集

      
再稼動進める安倍を弾劾




 六月二日、東京・芝公園二三号地において「つながろうフクシマ!さようなら原発集会」が開催された。呼びかけは、「さようなら原発一千万人署名 市民の会」と「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」だ。梅雨とは思えない晴天の中、七千五百人の労働者・学生・市民が結集して、集会とデモを貫徹した。「再稼動反対!」の圧倒的な声を、街頭にとどろかせた。アジア共同行動首都圏の仲間は、反原発を訴えるとともに、六月アジア共同行動への結集を呼びかけるビラ情宣をおこなった。また、共産同(統一委員会)の同志は、集会場に結集してくる労働者人民に対して機関紙『戦旗』の購読を訴えた。
 集会は、まず李政美さんのライブ演奏で始まった。そして、司会者が「原発事故は収束していない。福島の人々は、いまだ苦しい生活を強いられている。そうした中で、原発の再稼動や原発の海外輸出など論外だ」と弾劾した。
 つづいて落合恵子さんが登壇し「安倍政権は、まるで3・11が無かったかのように、あい変わらずの国策を続けている。トルコやインドへの原発輸出は死の輸出だ」と発言し、続いて大江健三郎さんは「将来の世代を含めて、人が生きていける環境を破壊しない、このことを根本におくことが必要だ」と訴えた。
 そして原発を抱える地域の住民がそろって登壇した。福島の住民は「原発事故を起こして、どうして輸出が許されるのか。戦争責任と同じように、将来、原発輸出の責任を問われることになる」と訴えた。浜岡、泊、福井、伊方、川内の各住民も「人間と原発は共存できない」「僻地の人間の犠牲の上に、将来の人間の犠牲の上に、原発は動かされている」「原発に依存しない町にしていきたい」と、原発に反対する決意を熱く訴えた。
最後に鎌田慧さんがマイクを握り「この八月に大飯が停止し、また原発ゼロになる。そこから再稼動させないようにしよう」「私たちの立ち位置は、福島のことを忘れない、ということだ。しかし、安倍政権が再稼動を狙っている。それは財界の利益のためだ。住民を犠牲にして企業を富ませる。こんなことは許せない」「安倍は、原発再稼動とともに改憲を狙い、戦争する国家を作ろうとしている。安倍政権を打倒するたたかいをつくっていこう」と訴えた。
そして集会参加者はデモ行進に出発した。芝公園を出発し、日比谷公園までのコースだ。東電本社前では、ひときわ大きく「再稼動を許さないぞ」という弾劾の声をあげて、原発事故を引き起こした東電に怒りをたたきつけた。



 

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