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     6・3 東京

    経産省前テントの撤去をゆるすな!

     
裁判支援掲げ広範な結集で講演会




 六月三日、東京・千代田区の明治大学リバティホールにおいて「脱原発テント裁判を考える講演会」が「経産省前テントひろば応援団」の主催で開催された。会場一杯の聴衆の参加で成功裏にかちとられた。
 安倍政権の原発再稼動策動が益々エスカレートするなかでの講演会は、危機感と怒りを共有する人々の集まりとなった。原発産業の営業マンとなった安倍は、原発を海外へ売るために、原発を止めるわけにはいかないのだ。福島の現状は何も変わってはいない。そして今、仏首相を招いての原発推進会議をも公然とやろうとするときでもあった。新自由主義グローリゼーションを推進し、生き残りをはかる日本ブルジョアジーにとって、原発産業の推進はいまや死活問題となっているし、将来の大々的な武器輸出を実現するためにも引けない状況におちいっているのだ。テントひろばはまさに「喉元に突き刺さったアイクチ」となっている。テント撤去攻撃は原発再稼動を許すのか否かと連動した闘いなのだ。断固、裁判闘争を支援し、反原発運動の推進力としていこうではないか!
 応援団長の鎌田慧さんは「天下りの巣窟、諸悪の根源の経産省をやっつけよう!」と発言した。同じく落合恵子さんは「全く恥知らずな国にうまれてしまった憤りと悲しみでいっぱいだ。テントひろばは、航海の灯台となる灯だ」とテントの存在意義を強調した。また百名をこす弁護団団長の河合弘之弁護士は「3・11以降、孤立奮闘するしかなかった脱原発の弁護士たちが、横の連絡を持つようになった。再び原発差し止め裁判を各地でおこし、会でも資料を共有している」と意気高くアピールした。
 最後にいわゆる「被告」とされている正清太一氏と渕上太郎氏が登壇し決意を述べた。「被告」とされたこの裁判のテント占有者は二名だけではない。当事者参加として裁判参加の「委任状」は三百十名(五月二十九日現在)にも上っている。今後こうした人々の裁判参加が認められるか否かが重要な鍵となっている。多くの人の参加を訴える。
 第二回公判は七月二十二日東京地裁で行われる。前回裁判所は数十人しか入れない小法廷で公判を行い、裁判闘争を封殺しようとしたが、地裁前は全国から集まった数百名の支持者で埋め尽くされたのだ。今回は、「被告」・弁護団の要求で大法廷での公判が勝ち取られた。圧倒的多数の参加で地裁を席巻し傍聴闘争を勝ち取ろう!



 

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