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     7・9 京都

   Ⅹバンドレーダー基地反対!

  
   京都府への要請行動たたかわれる
   
    


 米軍と防衛省が計画している京都府京丹後市経ケ岬での米軍Ⅹバンドレーダー基地建設に反対して、七月九日に京都府への署名提出・要請行動が取り組まれた。主催は、「止めよう!経ケ岬のⅩバンドレーダー・危険な戦争準備を許さない」緊急京都府民の会であった。この行動には、京都府北部からの代表団四人をはじめ約五十人が参加した。
 午前十時三十分に京都府庁前に集合した参加者は、アジア共同行動・京都の酒井さんの司会で、まず府庁前集会を行った。北部からの代表団を代表して大槻正則さん(緊急京都府民の会代表)があいさつを行い、京都府知事あての署名が六千五百七筆に達したことを報告し、なんとしてもⅩバンドレーダー基地建設を阻止するという決意を述べた。続いて、緊急京都府民の会南部連絡会を代表して、大湾宗則さん(京都沖縄県人会事務局長)があいさつを行った。大湾さんは、京都市内をはじめ京都南部でのⅩバンドレーダー基地建設反対運動をおし広げていくために南部連絡会を結成したことを報告し、北部の運動と連携して闘う決意を述べた。その後、午前十一時に京都府への要請団八人を送り出した。要請団は、民主党の平井としき府議会議員の紹介で、京都府に対して要請書と署名を手渡し、府庁記者クラブで記者会見を行った。これと並行して、府庁の正門・東門・西門では、府庁職員や市民に対するアピール行動が取り組まれた。
 そして、午前十二時四十分に府庁正門前に再集合し、京都府への要請団の報告を受け、参加した団体・個人からの発言など小集会を開催した。その中で、アジア共同行動・京都の代表である瀧川順朗さんは五月十二日の舞鶴軍港・経ケ岬フィールドワークから開始されたアジア共同行動・京都の取り組みを報告した。そして、沖縄・岩国などの闘いと連帯し、共和国に対する戦争態勢づくりをさらに強化するⅩバンドレーダー基地建設を阻止しようと訴えた。集会の終了後、参加者は京都府庁包囲デモを行い、この日の府庁前での行動をしめくくった。そして、午後二時から会場をウイングス・京都に移し、北部からの代表団を囲んで緊急京都府民の会の交流会を開催した。
 闘いの当面の焦点は、京都府知事によるⅩバンドレーダー基地建設の受け入れ表明を阻止することにある。防衛省は、来年度予算の概算請求の期限である八月末までの態度表明を迫ってきたが、知事の態度表明の時期は不明である。京丹後市長が公式に受け入れ表明を行えば、それをもって「地元の同意」だとし、知事としての受け入れ表明を行う可能性が高い。ただし、京丹後市においても潜在的な反対の声は広く存在しており、京丹後市議会や京丹後市連合区長会での受け入れ決議の動きもいったん頓挫している。また、隣接する伊根町の漁業関係者が反対していることなど、実際に防衛省が新たな土地を確保し、米軍関連施設を建設してレーダーを配備するまでにはまだまだ時間がかかると予測される。
 緊急京都府民の会南部連絡会は、京都府知事・京丹後市長に対する第二次署名運動、丹後出身者の結集の呼びかけ、南部連絡会としての調査・交流団の派遣、京都市内での全関西集会の開催など、次の闘いの準備をすすめている。そして、アジア共同行動・京都はその一翼を担い、米軍Ⅹバンドレーダー基地建設阻止闘争を京都・関西において牽引しようとしている。このような闘いを断固として支持し、米軍が常駐する米軍基地が存在しない近畿地方において、新たな米軍基地を建設しようとする策動を絶対に破綻させていかねばならない。


 

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