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     9・20 京都

   米軍Xバンドレーダー基地建設反対

    
緊急集会に150名が結集
   
         

 
 九月二十日、京都市内のキャンパスプラザ京都を会場にして、「京都に米軍基地はいらない!九・二〇緊急集会」が開催された。主催は「止めよう経ヶ岬の米軍レーダー・危険な戦争準備を許さない」緊急京都府民の会・南部連絡会だ。この日の集会は、前日十九日の京都府府知事および京丹後市長による米軍Xバンドレーダー基地の受け入れ表明を弾劾する場となり、会場が溢れるほどの約百五十人の結集で、最後まで熱気に満ちた取り組みとして行われた。
 最初に緊急府民の会・南部連絡会の共同代表の一人である仲尾宏さんが開会あいさつに立ち、府知事・京丹後市長の拙速な受け入れ表明を強く批判し、たたかいのさらなる強化を呼びかけた。その後、緊急府民の会・南部連絡会の役員体制の紹介の後、同会事務局長の山本純さんがこのかんの活動の経過と今後の取り組みの展望を報告した。さらに、九月上旬に行われたフィールドワークの報告として、新たな米軍基地建設が狙われている現地の様子がスライドを使って報告された。
 主催者基調報告に立った同会共同代表で京都沖縄県人会事務局長でもある大湾宗則さんは、現代の戦争のにおけるレーダーのもつ極めて重要な意義、最新鋭の弾道ミサイル迎撃システムであるTHAAD(サード)ミサイルのためのレーダーが経ヶ岬に配備されることの意味など、経ヶ岬における米軍Xバンドレーダー基地建設のもつ政治的・軍事的な意味と危険性を丁寧に暴露し、かつそれが現下の安倍政権による日本の戦争国家化と不可分のものであることを明らかにした。そして、沖縄の経験を紹介しながら、たたかいはまだ始まったばかりであり、反撃の陣形を強化して、基地建設を中止に追い込んでいくことを訴えた。
 緊急府民の会代表の大槻正則さんの発言、沖縄平和運動センター事務局長の山城博治さんからの連帯メッセージの紹介の後、基地建設予定地の京丹後市丹後町宇川地区の住民からの発言がおこなわれた。登壇した「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」事務局長の永井友昭さんは、このかんの地元での活動を紹介し、京丹後市長の対応を批判しつつ、地元は基地建設を「誰も歓迎していないし、納得していない」と訴えた。そして、この日新たにこの新たな米軍基地建設に反対する人々に出会ったことを喜び、共に何としても基地建設を止めていきたいと訴えた。
 集会ではさらに、丹後出身者、「待ちなはれ!京都に米軍基地はいりまへん」の会、スワロウカフェからの発言が続き、最後に京都府知事・京丹後市長の基地受け入れ表明を弾劾し、その撤回を求める抗議要請文を採択して集会は終了した。
 緊急府民の会・南部連絡会は、九月二十四日には、京都府に対して集会で採択した抗議要請文および第二次署名の提出行動を行っている。京丹後市・経ヶ岬での米軍Xバンドレーダー基地阻止闘争は新たな局面に突入した。反対運動を拡大・強化し、共にこの新たな米軍基地建設策動を打ち破ろう。


 

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