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     10・2  東京

   東電解体!東電本店合同抗議

    
汚染水止めろ!柏崎刈羽再稼動するな!
   
         

 
 十月二日、経産省前テントひろば、たんぽぽ舎、反原発首都圏連合、東電株主代表訴訟の四団体実行委の呼びかけにより東電本社抗議行動が本社前交差点において四百名もの参加者で闘い取られた。「再稼動反対!」「福島を忘れるな!」「海を汚すな!」「子供を守れ!」「東電解体!」などの大コールで東電を圧倒しつつ、路上集会が開始された。
 集会冒頭、反原連のレッド・ウルフさんがこの実行委結成の意義を語った。「福島は何も変わってない。東電の無責任と犯罪性が増すばかりであることへの怒りと危機感があるのみだ」と発言し、今後毎月第一水曜日を行動日として定例化することを提起した。
 たんぽぽ舎の柳田さんは、「東電は最初から大量の地下水が流れ出ているのを知っていた。当時、民主党政権は凍土壁をやろうとしたが株主総会を前に一千億円もの金を使えないと、いとも簡単に蹴った」ことを暴露した。「問題はけっきょく、東電が原発爆発時も今も、福島を見ていないことであり、真剣に事故と立ち向かう姿勢が当初からないことなのだ。次から次へと起こる汚染水事故は、東電の無責任でいいかげんな対応では解決できないのだ。東電を解体し、資産を供出させ、まずは福島対策を徹底的にやらせることだ。再稼動にうつつを抜かしている場合ではないのだ」と東電に責任を取らせるべきと発言した。
 刈羽・柏崎原発の再稼動に反対する地元議員からの連帯のメッセージが、テントひろばの八木さんから読み上げられた。「新潟・泉田知事が再稼動申請を承認する態度は残念だ。東電は再稼動のために三千二百億円の金と、三千人の労働者を動員して防潮堤を作った。しかし福島ではまだ防潮堤も完成していないのだ。東電はひたすら再稼動することで生き延びようとしている」と自己保身と利益だけを追求する東電を徹底批判した。
 安倍政権は原発を売らんがために、オリンピックを誘致せんがために、日本ではなくアルゼンチンで、福島は安全だ、汚染水は完全にブロックされていると、全世界に大嘘を言った。しかし、フクイチ(福島第一原発)の湾は完全に開いており汚染水が流れ出ているのは誰の目でも明らかなのだ。福島の住民は怒りで一杯だ。東電と安倍は完全に福島を見限っている。安倍内閣の文科省副大臣の桜田は「瓦礫の焼却灰は原発事故で人の住めなくなった福島におけばいい」と発言した。まさに福島の住民の棄民化政策を地でいく発言で、断じて許せない。彼らの本音はここにある。
 もう限界だ。福島復興を安倍政権や東電に任せておけない。東電を解体し、資金、物資、人を投入し、技術と経験と英知を結集させ、全力で事故対策、廃炉を推し進めなければならない。そのことのためには東電解体が必要なのだ。東電弾劾行動を継続させ、本社前を人の波で埋め尽くす闘いを組織しよう。


 

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