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     11・1 東京

   AWC首都圏集会

   
新田さんの講演を通し岩国総決起の決意固める
  
 

 
 十一月一日、東京の港勤労福祉会館において、アジア共同行動(AWC)が主催する「11・1岩国連帯首都圏集会」がとりくまれた。
 集会のはじめに、AWC共同代表の鴨井さんが発言に立ち、オスプレイ配備を強行した日米両政府を弾劾した。そして、「安倍右翼反動政権は、今国会で、国家安全保障会議の設置や特定秘密保護法の制定を狙っている。また、消費税増税やTPP、原発輸出など、労働者人民に敵対する安倍政権の本性が鮮明になってきている。『積極的平和主義』などと叫び、戦争国家化へと突き進もうとしている、この攻撃に断固として立ち向かい、打ち砕こう。13岩国行動へ総結集していこう」と訴えた。
 つづいて、同日に「一の日行動」が取り組まれている岩国現地からのアピールとして、岩国市議の田村順玄さんからのメッセージが代読された。集会参加者は、全体の拍手でこのメッセージの内容を確認した。
 そして、リムピース呉・広島・岩国の新田さんの講演が行われた。まずはじめに広島湾一帯の地図を示して、ここに自衛隊と米軍をあわせて十以上の軍事基地がおかれていることを確認した。そして現在でも年間六百億円規模の工事が行われていることや、頻繁にオスプレイが飛来している事実を示し、日米両政府が大強化しようと狙う岩国基地の現在の姿を示した。そして、この基地大強化に対して岩国市民のたたかいが粘り強く続けられていること、爆音訴訟ではオスプレイを裁判対象に追加して裁判闘争をたたかい抜き、オスプレイを撤去させたいと訴えた。
 オスプレイが全国での低空飛行訓練を行っていることに対しても、怒りに満ちた報告が行われた。まず、オスプレイ導入前からも米軍は八つのルートで低空飛行訓練を行っているが、これまで五十件以上の墜落事故を引き起こしていることが話された。ほとんどの事故が海上に墜落しているために注目されてこなかっただけで、危険極まりない訓練が日常的に行われているのだ。九四年に米軍が起こした早明浦ダムでの墜落事故では、パイロットが操縦中に失神し、地元の小中学校から四百メートルの地点に墜落している。群馬県では県庁を攻撃目標にして訓練が行われている。このように人の頭の上で勝手に訓練しているのも、日米地位協定によって航空法の適用除外になっているからだ。新田さんは、こうした米軍による低空飛行訓練にオスプレイを投入してくることに対して、沖縄をはじめ、全国八つの飛行訓練ルートの自治体住民と連携して闘いを進めていきたいと語った。そして最後に「アメリカでは住民に反対されると、米軍といえども訓練をやめるのだ。いま私たちに問われているのは、米軍とともに軍事行動をしていくのかということだ」と訴え、ともにたたかっていく決意を明らかにして、講演をしめくくった。
 休憩をはさんで、沖縄反戦地主会・関東ブロックの外間さんと元教員の青木さんから連帯アピールが行われた。外間さんは、「県」知事・仲井間が埋め立て申請を承認するかしないかが辺野古新基地建設の焦点になっていると訴え、「県」知事と防衛大臣にむけた署名の協力、そして十一月九日に東京で取り組まれる集会の呼びかけを行った。青木さんは、東京の陸上自衛隊・朝霞駐屯地が「宿泊防災訓練」と称して、東京都立田無工業高校生を動員したことを報告し、軍が学校にまで入り込むことを許してはならないと訴えた。
 そしてAWC首都圏事務局によるカンパアピールにつづいて、13岩国行動実行委から岩国行動の呼びかけが行われた。新たに作成したリーフレットや岩国署名、のぼり旗基金を活用して、ひとりでも多くの人を誘って岩国へ結集しようと呼びかけた。最後に参加者全体でガンバローを三唱し、岩国行動の成功に向けた決意を固めて、この日の集会を終えた。



 

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