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     1・22  千葉

   天神峰やぐら裁判

   弁護団、現闘本部闇討ち破壊を弾劾
     
 

 
 本年最初の裁判闘争として、一月二十二日千葉地裁で、天神峰やぐら裁判が開かれた。四十名が結集し、反対同盟とともに闘った。この裁判は、市東さんの行政訴訟・農地法裁判の中で、空港会社が市東さんに明け渡しを求めている物件のうち「天神峰監視櫓」など四つの工作物が反対同盟の所有物であることの確認判決を求め、撤去させないように争っているものである。前回十一月十九日の法廷で多見谷裁判長は、原告・反対同盟側から「所有権を確認することの必要性・適切性」の本論をめぐって弁論のやり取りをしている最中に、空港会社に対して、「原告の請求に対しては却下を求めるという方法もありますが、どうしますか」などと助け舟を出した。これに応じ空港会社は、一月十四日付けで「事実関係について争わず、請求の却下を求める」という書面を提出した。反対同盟の訴えを却下する策動を許してはならない。
 この日の法廷では、弁護団が、現闘本部の闇討ち破壊について弾劾した。二〇一一年八月六日の現闘本部破壊の時には、徹底した非公開で、反対同盟に対し封鎖解除の通告もなく、空港会社の職員が問答無用で立ちはだかった。これまでも空港建設は卑劣な暴力行為とだまし討ちの連続であった。現闘本部破壊はその最たるものだ。当日、弁護団が駆けつけ執行官に面会を求めたが、出てこず、いるのかどうかもわからなかった。多見谷裁判長は、執行段階での第三者異議申し立ての手続きをすればよいというが、実際にはそんな機会はない。だから、あらかじめ所有権の確認を求めている。弁護団はあらためて、空港会社の代理人に対し、現闘本部の破壊の経緯について釈明を求めた。代理人は口頭では答えず、「書面で回答する」との一点張りだった。
 次回期日は五月二十七日となった。多見谷裁判長は、この日までに、本案に進むか却下するかを決めたい意向だ。必ず本案の審理をさせねばならない。
 弁護士会館において報告会が行われた。市東さんは、「空港会社も、現闘本部の破壊について、正当な手続きでやっているならこの場で答えられるだろうに、『書面で』と言って逃げる。こんなことは許せない。地裁では、一万二千の署名のおかげで、仮執行を阻止した。三月二十六日に向けて、三万人署名をぜひ実現したいと思います。私もがんばります。よろしくお願いします」と挨拶した。弁護団は、「安倍政権の戦争政策のもとで、秘密保護法が強行され、今年は、ビデオリンクの拡大など、治安弾圧の強化が進められるだろう。三里塚闘争のもつ根源的な正しさ、全人民性を信じ、あらゆる弾圧をはね返し闘おう。進さんの弔い合戦として闘おう」と決意を述べた。萩原富夫さんは、「親父を失い、各自自覚を持って、話し合いながら闘っていくので、よろしくお願いします。新しいパンフを活用しつつ、市東さんの署名を力を入れてやっていく。二月十五日に一次集約し、三月二十六日の前には提出する予定なので、よろしくお願いします」と呼びかけた。三万の署名を実現させよう。3・23全国総決起集会(芝公園)、3・26控訴審闘争に結集し、反対同盟とともに闘おう。


 

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