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     3・2 東京

   2014マーチ・イン・マーチ開かれる

   
移住労働者の労働条件向上と権利獲得を
       


 
 三月二日、マーチ・イン・マーチ2014移住労働者の集会が、実行委員会の主催で、東京の日比谷図書文化館・大ホールで開催された。小雨模様にもかかわらず百三十人以上が参加し、サンバ隊を先頭ににぎやかに銀座をパレードした。
 「ともに生きのびよう! 多民族多文化共生社会へ」と掲げたマーチ・イン・マーチは、一九九四年以来、日本で働く移住労働者が自らの労働条件の向上と権利獲得を訴える春闘として、毎年三月に取り組まれてきたもので、今年で二十一回目をむかえた。
 屋内での初めての集会は、実行委員会のミャンマー少数民族出身の女性の司会ではじまり、主催者挨拶をけんり春闘実行委員会の金澤壽さん(全労協議長)がおこなった。そして実行委員会参加の各労組・団体から歌や太鼓、そしてスピーチが次々と披露された。
 ラテンアメリカ系労働者の多い神奈川シティユニオンは「ベンセレーモス(打ち勝とう)」などチリ闘争歌、日本音楽協議会東京支部は原発なくそうと「風車の唄」、ビルマやエチオピアの政治難民が多いAPFS労組は「北国の春(日本語バージョン)」、全統一労組からセネガル民族楽器(太鼓)サバールの演奏、日本人三人の青年合唱隊によるインターナショナル、イタリア語講師のブラボーユニオンから「オソレミオ」などが披露された。
 スピーチは、全国一般東京南部、下町ユニオン、そして移住労働者と連帯する全国ネットワークからおこなわれ、安倍政権が「成長戦略」として外国人・移住労働者を使い捨てにしようとしているとの鋭い批判がなされた。東京五輪をまえに四~五万人の建設労働者が必要だとして「技能実習制度」の見直し、実習生の滞在期間の三年から五年への緩和などが目論まれている問題だ。
 最後に、サンバ隊のABCジャパンが「サンバを踊ろう!」を演奏して会場はおおいに盛り上がり、銀座パレードに出発していった。


 

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