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     6月15日-22日 各地

   韓国からゲスト迎え6月アジア共同行動
            
             各地で集会・デモ
   
    


 
■6・15 東京

 国際連帯集会とデモ行進

 韓国CCB労働者交流会を報告



 六月十五日、東京渋谷区の千駄ヶ谷区民会館において「安倍『改憲』阻止!生活破壊を許すな! 6・15国際連帯集会」がアジア共同行動(AWC)首都圏の主催で開催され、五十名が結集した。
 この集会は、安倍政権による集団的自衛権の「合憲」化に反対することと、韓国からのゲスト、アルバ労組と、AWC韓国委員会の代表とともに新自由主義とたたかうことを掲げてかちとられた。
 午後一時半すぎ、司会のアジア共同行動首都圏幹事の遠藤良子さんの「国際連帯集会の成功をかちとり、安倍政権とたたかおう」というあいさつで集会は開始された。
 はじめにアジア共同行動共同代表の鴨居さんが五月に韓国で開催された、CCB会合の報告をおこなった。インドネシア、フィリピン、台湾、韓国、日本の各国・地域の代表が集まり、反帝国際連帯の会議をかちとったこと、韓国の米大使館と日本大使館に対する抗議行動に取り組んだことを報告した。
 つづいて、介護労働組合の青年が四月に韓国に訪問し、日韓労働者の交流をかちとった報告をおこなった。
 つぎに、連帯発言がおこなわれた。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの吉田さんは、辺野古新基地建設にむけたボーリング調査が六、七月にも開始されようとしている沖縄現地の情勢を報告し、沖縄―「本土」を貫く基地建設阻止のたたかいの強化を訴えた。
 日韓民衆連帯全国ネットワークの尾沢さんは、日本軍「慰安婦」問題、安倍政権の河野談話見直し、大阪市長橋下の暴言など、歴史を歪曲し戦争責任を放棄することを許さない、日本の労働者・市民のたたかいをつくらなければならないと訴えた。
 経産省前テントひろばからは、渕上さんが、テントひろばの裁判状況を報告し、反原発闘争の強化を訴えた。
 岩国労働者実に参加する労組の代表は、五月沖縄闘争に参加した報告をおこない、岩国のたたかいを、沖縄、神奈川、京丹後の反基地闘争と結合させてたたかおうと訴えた。
 基地撤去を求める神奈川県央共闘の檜鼻さんは、動かないとどんどん世の中が悪くなる、七月には岩国に行くと発言した。
 休憩をはさんで、韓国ゲストの報告がおこなわれた。
 最初は、イス・ガップさんのご子息が発言した。イス・ガップさんの生前の韓国でのたたかいを明らかにし、日本に行っていた始めのころは、「どうしようもない」とぼやいていたが、ある日「日本の運動が増えている」と喜んでいたことなどを語った。
 つづいてAWC韓国委員会に所属し左派労働者会の方が発言に立った。鉄道労組のストの報告をし、セウォル号事件については、韓国で社会問題化し、朴槿恵政権を追及している状況を明らかにした。
 アルバ労組の女性からは、韓国にアルバイト労働者は五百万人いることや、若者だけでなく中高年層でも増えていることを明らかにした。そして最低賃金一万ウォンを掲げてたたかっていることを報告した。
 カンパ要請がおこなわれ、集会決議を参加者全員の拍手で確認した。まとめと行動提起では、防衛省に対する岩国署名提出行動と、集団的自衛権「合憲」化阻止の首相官邸行動が呼びかけられ、拍手で確認された。
 集会後のデモ行進では、韓国ゲストもデモ隊列に加わった。原宿を通って代々木公園までのコースを「安倍政権の集団的自衛権『合憲』化阻止」などと訴えてデモをした。
 デモ終了後は、韓国ゲストとの交流会がもたれ、韓国と日本の労働者の状況などの意見交流がおこなわれた。



 ■6・16 防衛省行動

 右翼の敵対はねのけ

 「岩国基地強化反対署名」を提出



 六月十六日、アジア共同行動日本連は、前日に闘われたアジア共同行動首都圏集会と連続して、この間全国で展開してきた「岩国基地強化に反対する署名」の防衛省提出行動を行った。
 この行動には、アジア共同行動の全国展開に韓国から来日した三名の仲間や、九州・山口から日本連共同代表、関西から全国事務局の仲間も駆け付けた。防衛省には、署名二千三百八十筆を提出した。
 十七時に防衛省正門前に結集し、まず全体で集会を行った。日本連共同代表の二人からの発言、アジア共同行動首都圏や京都の仲間の発言を通じて、岩国署名の意義を確認し、工事が強行された愛宕山米軍住宅建設との闘い、空母艦載機移駐との闘いを岩国市民とともに闘いぬくことを改めて決意した。同時に、集団的自衛権の合憲化に突き進む安倍政権によって、沖縄人民の総意を踏みにじって進められている辺野古新基地建設阻止の闘いを、安倍政権打倒の闘いと一体のものとして取り組んでいくことを確認した。
 この日の取り組みは、首都圏で辺野古新基地建設反対に取り組んでいる「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」の防衛省行動に先立って行われたが、今年三月から「護国千葉」や「維新政党・新風」を名乗る右翼勢力が敵対と妨害に登場してきており、アジア共同行動日本連の署名提出行動にも罵声を浴びせ、敵対してきた。安倍政権の戦争する国家作りが進行するなか、民族排外主義と新自由主義による労働者人民の生活破壊・権利破壊と一体に、「在特会」をはじめとした右翼・排外主義勢力の動きが激しくなっており、防衛省行動に対する敵対・妨害もこの動きの一環である。右翼勢力の聞くに堪えない罵声やこけおどしのパフォーマンスは、まさにくだらないの一言である。行動参加者は、きっちりと対峙し妨害を跳ね返して署名提出行動を最後まで貫徹した。



  
■6・17 名古屋

 四団体による日韓連帯集会

 笹日労の仲間との交流も



 六月十七日、イーブルなごや(旧名古屋市女性会館)で、「フェリー沈没事故から見えるもの いま韓国で何が起きているのか!」と題して、日韓連帯集会が開催された。主催は、「韓国併合一〇〇年」東海行動実行委員会、笹島日雇労働組合、東海民衆センター、不戦へのネットワークの四団体による実行委員会。会場には、五十名ほどの参加者が集まった。集会には、六月アジア共同行動で来日した韓国の左派労働者会メンバー(AWC韓国委員会)、アルバイト労組メンバー、AWC韓国委員会の創始者である李寿甲さんのご子息の三名が参加。
 集会では、まず、えぐれ笹島さんの歌に続いて、不戦へのネットワークのメンバーが司会挨拶。「韓国併合一〇〇年」東海行動実行委員会のメンバーが主催挨拶を行い、自作の詩も朗読した。集会会場の前には昨年末に亡くなられた李寿甲さんの遺影が掲げられていた。東海民衆センターのメンバーが李寿甲さんへの感謝と追悼を述べた後、一分間の黙祷を参加者全員で行った。その後、参加した韓国左派労働者会のメンバーが、「セウォル号惨事と貪欲の資本、新自由主義」と題する講演を行った。講演では、セウォル号事件が、韓国資本主義の腐敗の凝縮した現れであることが生々しく報告された。また、セウォル号事件をめぐる韓国での闘争の現状と方向も紹介された。報告の最後は「利潤より命を。お金より人を。忘れません。じっとしていません。」という言葉で結ばれていた。続いて、「韓国労働者の闘争状況」というテーマで、民主労総の現状やいくつかの争議中のたたかいが紹介され連帯が呼びかけられた。次に、アルバイト労組のメンバーが、映像を使って、アルバイト労組の紹介、そのたたかいを説明。韓国の若者たちのたたかいが紹介された。韓国からの参加者の最後に、李寿甲さんのご子息が、父の思い出をたくさん語ってくれた。韓国参加者の講演を受けた若干の質疑の後、集会を終了し、交流会へと移った。
 この日は、午前から、笹島日雇労働組合の仲間が、韓国参加者とともに、笹島診療所の訪問、職安訪問を行い、笹島日雇労働組合組合事務所での交流も行った。また、フィリピントヨタの争議支援のために、トヨタ株主総会への抗議街頭行動に韓国からの参加者も参加した。
 集会は、セウォル号事件が、人の命より利潤を追求する新自由主義の韓国における凝縮であること、それ故にまた、新自由主義との闘争が日韓共通の課題としてあることを改めて明らかにするものとなった。



 
■6・19―20 福山

 国際連帯集会を開催

 集団的自衛権緊急行動にも参加



 全国各地でのAWC集会のために来日した韓国労働者たちは、六月十九、二十日の二日間平和公園や朝鮮半島と深くかかわる施設など広島県内各地を精力的に巡り、集会、デモ行進への参加、良心的な人々との交流をおこなった。
 十九日夜、集団的自衛権「合憲」化を許さない緊急行動が福山駅前でおこなわれた。STOP!「秘密保護法」福山緊急行動が呼びかけた行動で幅広い団体、市民二百名が参加した。リレートークの中で韓国労働者の仲間は、「戦争は、被害者はもちろんのこと加害者にも膨大な惨禍をもたらすことを深く感じた」と広島の平和公園を訪れた印象を述べ、安倍政権による戦争国家化に抗して日韓連帯・国際共同行動を推進しようと訴えた。韓国労働者の仲間たちは、集会後の福山駅前周辺のデモ行進にも参加し、ともに「集団的自衛権行使容認の閣議決定反対」の声を挙げた。
 翌二十日には「6・20 アジア連帯集会in福山」が行われた。主催は、同集会実行委員会。約三十名の労働者、市民が参加した。
 集会は、集団的自衛権行使「合憲」化を許さず、アジア民衆とともに安倍政権と総対決する、をテーマにして行われた。
 集会では、二人の韓国労働者から報告があった。最初の報告として故イ・スガップさんのたたかいの軌跡(高い志や家族とのかかわりなど)が語られ、日韓連帯・国際共同行動に尽力したイさんの遺志を受け継いでたたかうことが表明された。
 つぎに韓国の労働運動の現場からの報告があった。まず、セウォル号の大惨事を「貧欲な資本、新自由主義」から読み解き、韓国民衆の抵抗運動の現状について述べ、①最低賃金闘争、労働悪法撤廃闘争などの民主労総のたたかい、②いくつかの争議現場の現状や課題について丁寧に、しかし力強い報告があった。
 韓国労働者のたたかいの報告を受けて国鉄労働者から組合活動の現状やJAL闘争団支援のたたかいなどが述べられ、「今後も日韓労働者の団結とたたかいの前進のために力を尽くしたい」との決意が表明された。
 つづいて日韓労働者からの報告を受けて参加者を交えての意見交換があり、まとめとして「安倍政権の戦争国家化を日韓連帯・国際共同行動をもって阻止する」ことを確認してこの日の集会を終えた。



 
■6・20 京都

 韓国アルバユニオンと青年労働者が交流会


 六月二十日、「反貧困・反戦・反原発を考える 韓国アルバユニオン交流会」が、AWC関西青年部(準)と韓国アルバユニオン交流会実行委員会の主催でおこなわれた。
 交流会の第一部では、主催者からの基調の提起に続いて、アルバユニオンから、韓国の若者の状況を話してもらった。その後、AWC関西青年部準備会から、日本の若者の貧困に関する提起。経ヶ岬Xバンドレーダー問題に関する提起。そして原発問題に、関する提起があった。
 第二部では、これを踏まえて、韓国アルバユニオンを囲んでの話し合いがおこなわれた。貧困、戦争、原発の問題はそれぞれ根が繋がった問題であるという認識を共有した上で、この状況を変えていくためにはどうしたらいいのかなどを話せるよう、交流会を行った。



 
■6・21 京都

 集団的自衛権「合憲」化との対決打ち出し集会


 六月二十一日(日)午後一時から東山いきいき市民活動センターにおいて、アジア共同行動・京都の主催による「集団的自衛権行使の合憲化を許さない!アジア民衆とともに安倍政権との総対決へ!6・21京都集会」が開催された。集会には、約五十人が結集した。
 集会の最初に、アジア共同行動・京都の代表である瀧川順朗さんが主催者あいさつを行った。瀧川さんは、安倍政権による集団的自衛権行使の「合憲化」を厳しく批判し、今こそアジア民衆とともに安倍政権の打倒に向けて闘おうと呼びかけた。そして、この集会に参加した三人の韓国からのゲストを紹介するとともに、昨年十二月に逝去されたAWC韓国委員会の創設者のイスガップさんへの追悼の言葉を述べ、黙祷を呼びかけた。
 集会の第一部は、去る五月に韓国において開催されたAWC・CCBの報告と韓国からのゲストの発言であった。最初に発言したイスガップさんの御子息は、イスガップさんが鉄道労組ストライキの弾圧のために民主労総本部に機動隊が突入した映像を見て容態が悪化したことを報告するとともに、「父は原理・原則に生き、多くの同志をもつ幸せな人であった」とその思い出を述べた。続いて発言に立ったAWC韓国委員会・左派労働者会の代表は、韓国で四月に発生したセウォル号沈没事件について、「貪欲な資本主義、新自由主義が犠牲者たちを殺した」と断罪した。そして、貧困と無権利に苦しむ非正規雇用労働者がますます増大する韓国社会はまさにセウォル号そのものであり、資本主義・新自由主義と闘おうと呼びかけた。続いて発言したアルバ労組の代表は、最低賃金ぎりぎりの低賃金と長時間労働・不安定な雇用を強いられている韓国のアルバイト労働者の現状を説明し、三百人の労働者を組織するに至ったアルバ労組の闘いを報告した。そして、韓国の五百万人のアルバイト労働者のうちまだ三百人しか組織できていない、地域労組の結成などさまざまな努力によってさらに多くの労働者を組織していくと決意を述べた。
 集会の第二部は、「集団的自衛権行使の合憲化を阻止しよう」というテーマでの丹羽雅雄さん(弁護士)の講演であった。丹羽さんは、安倍政権による集団的自衛権行使を合憲化する閣議決定は、閣僚によるクーデターであると厳しく批判した。また、安倍政権の根底にあるのは「戦後レジームからの転換」、すなわちサンフランシスコ講和条約と東京裁判を否定し、かつてのアジア植民地支配と侵略戦争の歴史を歪曲・正当化しようとする歴史修正主義であると提起した。そして、自民党改憲草案の批判にまで言及しつつ、安倍政権による集団的自衛権行使の「合憲化」と対決することを訴えた。
 集会の最後に、三人の仲間がアピールを行った。米軍Ⅹバンドレーダー基地反対・京都連絡会の共同代表である白井美喜子さんは、在日米軍・防衛省が「日本環境管理基準」にもとづく環境影響評価すら行わないままに、五月二十七日に基地建設工事着工を強行したことを厳しく批判した。そして、過疎につけこんで近畿最初の米軍基地を国策としておしつけることなど絶対に許さないと訴えた。京都の左派労働運動から発言に立った酒井満さん(きょうとユニオン)は、ユニオンが直面する厳しい現実を報告しつつ、それでも労働運動こそが反戦反基地運動を推進していかねばならないと決意を述べた。最後に発言したAWC関西青年部準備会の女性は、関西青年部準備会結成に至る経過に触れつつ、これからの闘いへの決意を表明した。五時間近くに及ぶ長い集会であったが、ほとんどの参加者が最後まで集会に集中し、明日からの闘いに向けて頑張ることを確認して集会は終了した。



 ■6・22 北九州


 AWC総会と集会

 各地各団体が安倍政権批判



 六月二十二日、北九州にて、「安倍政権を打ち倒そう!6・22アジア共同行動九州・山口集会」が開催されました。
 本集会に先立って、この一年間のたたかいをふりかえるべく、アジア共同行動九州・山口の総会が持たれました。代表の白松さんの挨拶に続き、昨年末に亡くなった李寿甲さんを追悼する黙とうをささげました。続いて、先日の日本連総会の報告と、昨年の総会以降の、山口、北九州、福岡各地の活動のふりかえり、報告が行われました。そして、会計報告と、人事の確認とが行われました。
 ほぼ予定通り、四十分で総会は終了し、休憩を挟んで本集会に移りました。
 第一部は、アジア共同行動の会員であり、熊本で様々な領域でのたたかいの先頭で奮闘している、田中信幸さんの講演です。タイトルは「戦争する国に向けた安倍教育『改革』と歴史の抹殺とのたたかい」。反戦、反差別のたたかいに身を投じた学生時代からずっと、衝突しながらも対話を続けて来た自分の父親が自ら明らかにしてくれた、従軍時の「陣中日誌」。そこに記録されていた日本軍兵士の戦争犯罪の事実を息子としてあとづけ、それを自身が「引き継ぐ」と宣言するに至る物語でした。その背中を押したのは、教科書問題などで国際連帯を継続して来た韓国の、たたかう人々であったということです。田中さんが託された「陣中日誌」と明らかにされた事実は、韓国と中国のメディア、民衆から、大きな驚きをもって受け止められています。安倍の「教育改革」の狙いの悪辣さは様々に指摘できますが、そのもくろみを阻止し破綻させうるのはやはり、草の根の民衆の抵抗であり連帯なのだ、という確信を明らかにする講演は、大きな拍手を受けて終わりました。
 続いての第二部は、各地各方面からの、安倍政権批判です。岩国のたたかいを支援する山口の仲間から。被爆二世の仲間から。北九州においてこのところ進展をみている、憲法改悪策動に抗するたたかいの報告。同じく北九州での、教科書問題、慰安婦問題への取り組みの報告。「キリスト者・九条の会」北九州の皆さんは、三名での寸劇を披露してくれました。下関からは、朝鮮学校への県の補助金停止という差別とたたかい続ける、「山口県民族教育を支えるオモニ達のネットワーク」から。AWC山口の仲間との連帯の下、勝利までたたかう、との発言でした。続いて、労働戦線から二名。「外国人実習生権利ネットワーク・北九州」から、このかんのたたかいの積み重ねの上に、来年、ネットの全国総会を北九州で開催する、との報告でした。
 続いて、ユニオン北九州から、「アベノミクス」の下でやむことのない資本の首切りとのたたかいの報告と、安倍が集団的自衛権の行使容認の解釈改憲によって破壊しようとしている立憲主義を防衛するたたかいの必要性が強く訴えられました。
  そしていよいよ、韓国からのゲストの発言を受ける第二部です。
 AWC韓国委員会メンバーであり、左派労働者会執行委員長からの報告は、四月に起きたセウォル号事故を通して見える韓国の政治情勢というべきものでした。「韓国社会がすなわち、沈み行くセウォル号に他ならない」。新自由主義がいかに、人々が当たり前に生きようとすることを阻害するものであるか、ということを、事故の発生と朴政権の対応の過程から浮き彫りにするアピールでした。
 各方面からの多彩な人士のアピールが続いて、時間が押してしまったためでした。が、引き続きの交流会へと場を移して、質疑が続けられました。安倍政権への評価、若い仲間を獲得する上での苦闘、などが論点となり、「韓国でも運動の担い手が高齢化する傾向にある」と韓国ゲストは語っていました。


 

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