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     8月18日 神奈川

   厚木でオスプレイ配備・飛行訓練に徹底抗議

   
岩国と連携し、終日監視行動
    



 八月十八日、普天間基地に強行配備された殺人欠陥機・オスプレイが、東富士・北富士の演習場での訓練と称して、神奈川県の厚木基地へ立ち寄った。
 抗議行動が厚木基地の北側フェンス沿いで繰り広げられた。主催は、基地撤去をめざす神奈川県央共闘、神奈川平和運動センター、厚木爆同、第四次爆音訴訟団。総勢約百五十名が集まった。
 この日、オスプレイは、午前十時すぎと十一時前に、沖縄・宜野湾市の普天間基地から二機編隊を二回出撃させ、全部で四機を富士演習場へむけて作戦展開させた。途中、岩国基地を中継した。基地強化に反対する岩国住民の監視行動と連絡をとりながら、オスプレイの厚木基地飛来に反対する神奈川の闘いが終日行われた。
 県央共闘などは、午前十時から、厚木基地北側フェンス沿いに、抗議の意思を示し、団体や組合の旗を括り付け、座り込んだ。厚木基地には、横須賀を母港とする核空母ジョージ・ワシントンの艦載機F18スーパー・ホーネットがほぼ全機、乗り付けていた。時折、F18は二機編隊ずつ、猛烈な爆音を轟かせて、訓練する。自衛隊のP3C哨戒機も、離着陸を繰り返していた。これらにも、抗議を行った。
 午後一時から、抗議集会がはじまった。主催の四団体と傘下の神奈川の教組や横浜水道など労働組合やバスストップの会などが、基地反対、オスプレイ反対、沖縄反基地闘争連帯をアピールした。オスプレイの岩国基地離陸の時刻を聞きつけた抗議参加者は、午後三時過ぎに、オスプレイ厚木基地飛来を予測した。遂に、北の上空遠くにきらりと光る機影が見えた。オスプレイはヘリ・モードで厚木基地に接近してきた。日米合意では、「通常」、基地の外でヘリ・モードができない。日米合意を破り捨てたオスプレイは、不気味そのものだ。
 フェンス沿いで約百五十名が抗議の声をたたきつけた。途中、米軍のMPが抗議行動に難癖をつけ、フェンス沿いに縛った抗議の旗を取り払いよう、迫ってきた。これを跳ね返した。抗議を続けた。オスプレイは、よく墜落する殺人欠陥機であり、米軍輸送力を数倍に高め、アジア太平洋地域の米軍の攻撃力を大幅に増強するものである。それは、日米軍事一体化と集団的自衛権行使を推進し、朝鮮戦争、中国との軍事的対決の強化、東南アジアの軍事的支配などを担い、日米の侵略戦争態勢を強化するものである。一刻も早く、オスプレイの普天間配備と全国飛行訓練をやめさせ、米国で廃棄すべき殺人軍用機に他ならない。 防衛省はオスプレイを自衛隊配備し、二〇一九年までに佐賀空港へ配備することを明らかにした。ぜったいに阻止しなければならない。抗議行動は、夕方まで続いた。オスプレイ四機に徹底的に抗議をつづけた。その闘いは、米軍再編攻撃への大衆的反撃であり、辺野古での新基地建設を阻止する現地攻防と繋がり、岩国基地強化反対、さらには京丹後の米軍Xバンドレーダー基地建設反対の闘いとリンクしている。AWC日本連は、これらの闘いの一翼を全力で闘っている。我々は、辺野古新基地建設阻止をはじめとする米軍再編との大衆的攻防を全力で支え、集団的自衛権行使阻止、日米ガイドライン改定粉砕、戦争諸立法阻止、そして安倍政権打倒の全人民政治闘争を先頭で牽引していこうではないか。


 

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