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     8月30日 東京

   米軍・自衛隊参加の防災訓練反対掲げ行動
   
   中高生動員した訓練の実態報告される
    

 

 八月三十日、東京の杉並区において「米軍・自衛隊参加の東京都総合防災訓練反対集会」とデモが同実行委員会主催でたたかわれた。われわれはアジア共同行動の仲間とともに、この闘いに結集した。
 午前中に実行委員会による監視行動が行われ、十一時過ぎから杉並区民に訴えるべく杉並区内デモが行われた。「自衛隊が参加する防災訓練反対!」のシュプレヒコールをあげながら、道ゆく人々に自衛隊が参加する防災訓練の不当性を訴えていった。
 そして午後に、「セシオン杉並」において報告集会が行われた。まずは、東京都との交渉の内容が報告された。この交渉のなかで、今年は自衛隊の展示に力を入れていること、また日本赤十字社と連携した訓練であることが特徴として浮かび上がってきたことが報告された。
 杉並区役所との交渉においては、「自助・共助」をテーマとした訓練では、自衛隊は展示を軸に参加する傾向であることが明らかになった。また、杉並区で独自に組織する「中学生レスキュー隊」は百二十五名程度が参加予定であることが報告された。
 つづいて、各訓練会場で監視活動をしていた仲間から報告があった。各報告ともに、おおむね例年にくらべ小規模であり、いわゆる「覇気」はあまり感じられないという内容であった。また、高円寺北側の訓練を監視しようとした際に、警察権力が露骨に妨害してきたことが報告された。
 これら各報告に続き、「四地区実」などの団体による連帯発言がなされた。元都立高校教員は、都教委による高校生の動員について報告を行った。都教委は昨年、田無高校の生徒を自衛隊舎での宿泊型防災訓練に動員したが、本年も同様の訓練を大島高校で実施すること、また都教委は明確に防災訓練に高校生を動員することを積極的に位置付けていることが報告された。
 また「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」が発言し、辺野古での闘いを報告するとともに、海上保安庁職員による暴力的弾圧を弾劾した。
 最後に実行委員会は、本年十一月に都で行われる国民保護訓練―「対テロ」訓練までたたかいを継続することを確認した。そして、全体でシュプレヒコールをあげて集会を終えた。
 われわれは実行委員会の闘いと連帯し、自衛隊・米軍参加の防災訓練を住民の治安管理―戦争動員訓練として批判し、ともに闘っていこう!


 

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