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     9月11日 東京

   「経産省前テントひろば」三周年
   
    再稼働阻止大行動かちとられる
    

 

 二〇一一年三月十一日の福島原発過酷事故に際して、同年九月十一日、経産省(保安院)は千三百人の脱・反原発を闘う労働者民衆によって包囲され、若者らは二百四十時間ハンガーストライキに突入。「九条改憲阻止の会」の仲間らはゲリラ的にテントを建設した。それから千日を超えて、三周年を迎えた。
 福島原発事故から三年半が経過したが、事故は未だ収束するどころか汚染水は漏れ続け、福島では十四万人の人々が避難生活を余議なくされ、甲状腺癌やさまざまな疾病に苦しんでいる。福島事故関連死は千七百人を優に超えて、うつ状態の人や自殺者は増加の一途をたどっているのだ。九月十日、原子力規制委員会は、九州薩摩川内原発の再稼働審査書(合格)を確定し、反対八十五パーセントの民意を踏みにじった。
 十六時から始まった経産省前集会では、淵上太郎氏を初め、伊方から、福島から駆けつけた人々の「川内原発再稼働などありえないし、絶対に許せない!」の弾劾アピールが続いた。十七時から十八時、「テントひろば」で記者会見が行われた。弁護士をはじめ武藤類子さん(福島原発告訴団団長)、黒田節子さん(原発いらない福島の女たち)、山崎久隆さん、落合恵子さん、正清太一さん、岩下さん(川内の家)らが発言し、テントの意義が改めて確認された。この三年間、「経産省前テントひろば」は全国の反原発運動の〝希望〟であり、今も原発の再稼働を許さない闘いを牽引する拠点として存在し、政府・経産省を追及しつづけている。つづく十八時から十九時三十分の集会では「川内の家」、「伊方の家」からの熱気にみちた発言などが行われた。また制服向上委員会の若者らの歌で集会は一層盛り上がった。十九時三十分からは経産省包囲行動がはじまった。八百人の参加者たちによってヒューマンチェーンを二回成功させ、川内原発再稼働阻止! 全ての再稼働反対!の怒りのコールを叩きつけ二十時に行動は成功裏に終わった。「経産省前テントひろば」は、今後、再稼働阻止の拠点として、さらに反原発のアジア連帯の拠点として、その存在意義をますます大きくしていくであろう。原発を止め、廃炉を実現し、日本を改革する、霞が関を改革する闘いは始まったばかりだ。子どもたちの未来のためにも、金よりも命を大切にする社会をつくることを誓う闘いでもある。我々は今後も「テントひろば」を防衛して共に闘い、勝利していく決意だ。


 

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