共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     2月8日 東京

   都教委包囲ネットが総決起集会

     
都立高生の自衛隊訓練動員の実態暴露
    

 
 
 二月八日杉並産業商工会館において、「都教委包囲ネット」主催による「『日の丸・君が代』強制反対! 10・23通達と懲戒処分を撤回せよ! 2・8総決起集会」が行われた。われわれは、本集会の賛同団体でもあるAWC・首都圏の仲間と共に参加した。
 集会は主催者からの挨拶ではじめられた。主催者を代表して元多摩教組委員長は、あらためて安倍政権による「テロリズム」批判の欺瞞性を弾劾し、同時に「道徳の教科化」批判を述べていった。「安倍政権―自民党ほど反道徳的団体はない!」と喝破したうえで、「安倍政権の暴走を許さず、団結して闘いましょう」と発言をまとめていった。
 続いて、ジャーナリストの斎藤貴男さんからの講演をうけていった。斎藤さんは、「戦争のできる国家へ。安倍政権の正体」と題する講演を約四十分にわたって行った。
 冒頭、「イスラム国」による日本人誘拐・殺害事件に触れ、そもそもイスラエル国旗の前で「テロ」との闘いをぶち上げる安倍政権の「国際感覚」を問題にし、こうした「感覚」が誘拐・殺害事件を引き起こした根拠であると断罪した。そして安倍政権は一部大企業の海外資本展開―企業利潤追求防衛のために、自衛隊の海外派兵の恒常化―改憲を企てているのであり、そのための教育再編であるという内容が展開されていった。
 休憩をはさみ、具体的な学校現場の報告がなされた。多摩教組の組合員が義務制の状況を報告した。管理職によるパワハラと管理教育が横行する現場の状況がリアルに報告された。しかし、いかなる状況であろうとも職員会議で積極的に発言し、卒・入学式の攻防に構えていくという中身が明らかにされていった。
 続いて高校からは免職処分の取り消しを求めた訴訟と、都教委による執拗な現場介入の実態が報告された。都教委は意のままにならない教職員をあらゆる手段を使って教育現場から追い出そうとしているが、その実態が報告されていった。
 次いで、卒・入学式での「君が代」強制に対して断固として不起立で闘う教職員が発言した。天皇制と侵略戦争の総括の問題として、卒・入学式での「君が代」には同意できない旨の決意がきっぱりと述べられていった。
 また、道徳の現場教育の中身が報告された。現在、教育現場では「私たちの道徳」と題する副読本が配布され、これを親子で読み感想文を書くことが強要されている。
 現場と自衛隊が急接近している実態が報告された。昨年は都立田無工業高校の生徒が自衛隊官舎での宿泊防災訓練に動員されたが、今年は大島高校の生徒が動員されている。
 この大島高校の訓練は、神奈川県の武山駐屯で強行されている。武山は新入隊員の訓練を行う駐屯地であり、ここで生徒は「学校での団体行動などとは比べ物にならない」部隊行動の訓練を受けている。
 そして連帯発言として、「破防法・組対法と闘う共同行動」から安倍の戦争政策に対してともに闘おうという呼びかけを受けていった。
 続いての連帯発言として、大阪からの橋下との闘いの報告を全体で共有した。あらためて、全国での闘いとの共闘を確認していったのである。
 最後に、主催者から卒・入学式攻防への取り組みが提起され、続いて安倍政権との闘いを呼びかける集会宣言が提起されていった。「『戦争は教室から始まる』という言葉を噛みしめながら、安倍政権による戦争準備―治安体制強化と闘っていこう」という集会宣言を満場の拍手で採択し集会を終えていった。
 道徳の教科化を許すな! 闘う教職員と連帯し卒・入学式攻防を闘おう!


 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.