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     2月22日 沖縄

   新基地建設阻止!県民集会に四千名の大結集

     
米軍と安倍政権の弾圧に怒り
    

 

 二月二十二日、「辺野古新基地建設断固阻止!美ら海(ちゅらうみ)を埋め立てさせない!国の横暴・工事強行に抗議する県民集会」が、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ第一ゲート前で開催された。主催は、沖縄選出野党国会議員五名と「県」議会議長を共同代表とし、「県」議会翁長知事与党会派、沖縄平和運動センター、ヘリ基地反対協、平和市民連絡会、統一連を主な構成団体とする止めよう辺野古新基地建設実行委員会である。
 曇り空の不安定な天候だったが、辺野古・大浦湾での日帝・安倍政権のなりふりかまわぬ強引なボウリング調査再開に向けた海上作業に怒りを燃やした沖縄人民大衆(万人=うまんちゅ)は、自力でバスをチャーターするなどして全島から続々と辺野古へ結集した。集会開始直後で二千八百名、集会終盤には四千名にならんとする大結集となった。
 「県民集会」開催日の当日朝、連日連夜にわたるゲート前抗議行動を最先頭でけん引してきた沖縄平和運動センターの山城博治議長ら二名を米軍が不当逮捕するという大弾圧を仕掛けてきた。集会参加者の怒りはさらに倍増した。
 集会は終始弾圧への怒りに包まれた。シュプレヒコールで開始された集会では、昨年末の総選挙で全勝したオール沖縄派の照屋寛徳・赤嶺政賢・玉城デニー・仲里利信衆議院議員、糸数慶子参議院議員や喜納昌春「県」議会議長が次々と登壇し、戦争国家づくりへ突き進む安倍政権の暴走を許さず、辺野古新基地建設阻止の闘いを全国にひろげようと口々に訴えた。稲嶺ススム名護市長は、シュワブ基地の鉄条網を指して「我々は戦後七十年間も苦難な生活を強いられてきた」と糾弾、「市民・県民の団結で辺野古新基地建設阻止を日米両政府に突き付けよう」と訴えた。また、ホテルかりゆしグループ代表で、「島ぐるみ会議」共同代表である平良朝敬氏は、経済人ながら「基地は経済発展の最大の阻害要因だ」と断罪した。安次富浩ヘリ基地反対協代表は、不当弾圧に怒り心頭、「占領された米軍基地は沖縄人の土地だ。すべての土地を返せ」と糾弾した。「撤去されるべきはテントではなく米軍基地だ」と訴えた地元高校生の渡具知武龍君の発言にはひときわ大声援が送られた。
 会場カンパは百七十六万円余が寄せられた。結集した参加者は辺野古新基地絶対阻止の思いと決意を改めて共有したのだ。実行委員会からは四月にも大規模大会を開催することが明らかにされた。最後に、連帯の輪をつなぎ、ガンバロー三唱で集会を閉じた。


 

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