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     3月21日 沖縄

   辺野古ボーリング調査中止せよ

       海・陸同時決起集会かちとる


 

 三月二十一日、国会議員・「県」議会与党会派などで構成する止めよう辺野古新基地建設!実行委員会の呼びかけによる「止めよう辺野古新基地建設!美ら(ちゅら)海を守ろう!県民集会・海上行動」が、名護市瀬嵩の浜で開催された。
 会場は、臨時制限区域として強権的に設置されたフロートに囲われた大浦湾が目前に見える場所である。わずか数百メートル前の海域では、集会と合わせて繰り出されたカヌー隊や抗議船と海上保安庁の威嚇的警備の攻防が繰り広がられており、それを前にして、参加者は改めてボーリング調査強行に怒りを倍増させた。
 2・22辺野古ゲート前での大集会に続く現地総決起集会は、三月十二日からのボーリング調査強行再開後はじめての集会でもあり、各地からバスを貸し切るなどして四千二百名超が結集した。
 新基地阻止の思いをのせた鳩が放たれた後、集会では代表者が次々と新基地阻止への決意を訴えた。「追い詰められているのは日米両政府だ。いかなる圧力にも屈せず断固闘おう」(国会議員団代表、照屋寛徳衆議院議員・共同代表)、「宝の海の破壊を許さない。安倍政権の民意無視、沖縄蔑視、いじめに抗議する。日本の国のあり方が問われている」(松田藤子・二見以北住民の会代表)、「権力で県民、国民を押しつぶそうとする政府のやり方はガッティンナラン(合点がいかない)。計画の白紙をかちとるまで力を合わせてがんばろう」(稲嶺ススム名護市長)、「基地を阻止し、人権を守る闘いに、経常益の1%を寄付する。新基地をストップさせよう」(呉屋守将・島ぐるみ会議共同代表、金秀グループ会長)、さらには「沖縄の将来はウチナンチュ自身でつくり上げよう」(安次富浩・ヘリ基地反対協代表)、「揺るぎない力をさらに団結して闘いぬこう」(山城博治沖縄平和運動センター議長)等々、各界からの決意表明に満場の拍手、指笛で応える。美ら海を守り抜くという若者四名の訴えにも多くの共感と感動を与えた。
 今回は、翁長「県」政を代表して安慶田光男副知事が登壇した。とくに「知事は一片たりともぶれていない。辺野古新基地建設阻止の公約をしっかりと守る。近々最大の決意、決断をする」との表明には大きな期待感を生み出し、満場の拍手で新たな闘いへの高揚感が会場を包み込んだ。(週明けの三月二十三日、海上工事中止指示が出された)
 集会途中、海保によりカヌー隊が不当拘束されたとの報告がなされ、参加者は一斉に抗議のシュプレヒコールをあげた。集会最後にもシュプレヒコールとガンバロー三唱で締め、まさに陸・海一体となった闘いを終始展開し、辺野古新基地建設阻止への新たな闘いを踏み出したのだ。


 

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