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     6月29日 東京

    東京東部地域で集会・デモ
  
 
  沖縄・辺野古に基地はいらない!「安倍倒せ」の広がり実感


 

 六月二十九日、沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委員会が呼びかけた「沖縄・辺野古に基地はいらない!東京東部6・29反戦集会」がすっかり有名になりライトアップされたスカイツリーを背景に東京墨田区錦糸公園で開催されました。
 集会には東京東部地域の地公労(東交・東水労・東京清掃・自治労区職労・教組)を中心に全労協系の区職独立労組連帯墨田や全国一般東部労組、東京労組そして東武鉄道労組や地域ユニオン等の民間労働組合と部落解放同盟墨田支部を中心にした東京都連、部落解放墨田区民共闘会議や東京東部地域で活動する市民団体など、幅広い人々が日増しに高まる安倍政権の戦争法案反対の声を反映して二百五十名結集しました。
 集会は部落解放同盟東京都連副委員長の司会で開会し、主催者挨拶を自治労より地公労東部地協議長が行いました。
 続いて実行委事務局長が集会基調を「①辺野古新基地建設を強行する安倍政権を許さず、沖縄・全国の仲間と共に闘おう! ②解釈改憲を許さず、集団的自衛権行使の戦争法案を廃案に追い込もう! ③東京東部の地から沖縄・全国の仲間と共に大きな声を上げよう! 辺野古新基地、高江ヘリパッド基地建設、戦争法案成立を絶対阻止しよう!」と提案、大きな拍手で確認されました。
 そして集会のメインである「沖縄の現状と訴え」として、沖縄一坪反戦地主会関東ブロックの共同代表の外間さんのアピールがありました。
 外間さんは当日午後まで沖縄に滞在、羽田に戻ってきたばかりのその足で会場の錦糸公園に来られ、弾む息そのままでアピールを行いました。
 辺野古新基地建設反対のオール沖縄の声を踏みにじり、機動隊・「海猿」海保の暴力で工事強行を推し進める安倍晋三は、六月二十三日沖縄「県」慰霊の日の「沖縄全戦没者追悼式」に抗議の罵声が浴びされる中、破廉恥にも出席を強行しました。
 また安倍晋三と同じ極右ファシストであり、同じように「沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」「(米軍普天間飛行場は)もともと田んぼの中にあった。基地の周りに行けば商売になるということで人が住みだした」「基地の地主たちは年収何千万円だ。だから地主が六本木ヒルズに住んでる。大金持ちだから、彼らは基地なんて出て行ってほしくない。もし基地移転ということになったら、えらいことになる」と悪意に満ちたネトウヨなみの嘘八百を並べたてて沖縄民衆を落とし込める百田尚樹や自民党安倍親衛隊の言論圧殺発言が明らかになり、アピールの途中で沖縄現地で体感した怒りを改めて思い出した外間さんは、頭が真っ白になったとの事で急遽発言を交代し、沖縄一坪反戦地主会関東ブロック木村事務局長が現状を簡単に報告しました。
 辺野古現地での闘いの報告を受け、解放共闘墨田の方による辺野古基金へのカンパ呼びかけでは、六月二十四日現在三億五千万円を超えるカンパが集まり、約七割が「本土」からと辺野古新基地反対の声が全国的に広がっていることが明らかにされました。
 「まだ辺野古現地に行かれたことが無い方は、ぜひ一度で良いから訪れてください。また、この夏バカンスで沖縄に行かれる方は是非辺野古へ足を延ばして外間さんの怒り、キャンプシュワブ前に座り込む沖縄民衆の怒りに繋がってください。その繋がりが『本土』と沖縄の闘いの繋がりになります。那覇からは毎日島ぐるみ会議の辺野古行きのバスが出ているので簡単に行けます。難しい方はカンパで繋がりましょう」と呼びかけられ、十万を超えるカンパが集まりました。
 参議院議員糸数慶子さんからの連帯メッセージが紹介された後、集会アピールが下町ユニオンより読み上げられ、東水労より地公労東部地協副議長が団結ガンバローを行い、江東区亀戸駅そばの文泉公園までのデモ行進が行われました。
 今回の集会には安倍政権が民衆によって追い詰められている状況を表す、二つのエピソードが有りました。
 一つは、集会準備中に小さな子供を連れて自転車に乗った若いお母さん二人が集会スタッフに「今日は何の集会が行われるのですか?」と聞いてこられ「安倍首相は本当にひどい!」「今若いお母さんの間でも戦争法案や沖縄の基地問題が話題になっており、時間が有れば参加したい」と述べられ、集会の最初までは居られました。
 もう一つは、犬を連れて散歩に来ていた女性が脇の方で集会をご覧になっていて、その後デモ行進の解散地点の公園まで付いてこられ集会スタッフに二千円のカンパを渡されたことです。
 「沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委員会」は、東京東部地域の労働組合・市民団体・個人で構成され、一九九五年米兵による少女暴行事件に対する沖縄全土での闘いに連帯した集会を出発にしています。最近になって、東部実行委の二度にわたる現地行動や取り組みに触発され、東京南部でも部落解放同盟の沖縄出身の方が中心となり、同じような組織が立ち上がりました。
 確実に、民衆の「安倍倒せ!」の声は広がりを見せ、大きな渦となっています。あと一押しです。労働者階級は団結して戦争法案阻止、辺野古新基地建設阻止、安倍政権打倒を闘いましょう。


 

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