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     8月21~23日 各地

    岩国国際デー各地で取り組む
  
 

 
 
■8・22 京都

 「消えた鎮守の森」上映会

 Xバンドレーダー基地反対担う労働者・市民・青年が結集



 関西においては今年の岩国国際デーは、八月二十二日、京都市内でのドキュメンタリー映画「消えた鎮守の森」の上映会として行なわれた。アジア共同行動京都とAWC関西青年部準備会の主催によって準備された上映会には現下の新安保法制反対の闘いや京丹後のXバンドレーダー基地反対の闘いをになう約三十名の労働者・市民・青年が参加し、西山正啓監督の米軍再編・岩国の選択シリーズ第二章となるこのドキュメンタリーをともに見て現地岩国市民のたたかいの息吹を共有し、今秋十一月岩国現地行動の成功をかちとる決意を固めた。
 はじめに岩国国際デーの意義や国内・海外での取り組みの状況が説明されたあと、上映がおこなわれた。
 映像は国と米軍の陰謀にだまされ、翻弄されつつも、これに屈せず闘い続ける岩国市民の姿を臨場感をもって映し出した。地域の「鎮守の森」である愛宕山を半分の高さに削り、その土砂を基地滑走路の沖合移設の埋め立てのために使い、跡地に「夢のニュータウン建設」を打ちあげた計画。地権者や住民たちは基地騒音の軽減のために、町の将来のために、土地を県に譲り渡すことに同意し、また長期にわたる工事の騒音や粉塵に耐えた。しかし、それがいまや、米軍基地の強化によって大幅に増員される米軍・軍属の住宅にすりかわっている。それどころか、これが当初からの国と米軍のたくらんだ予定の計画だったことがあきらかになった。住民はこの暴挙とたたかい、市や県の欺瞞を追及する。この過程で政府が平気で約束を破り、住民の意志と住民投票の結果を無視し、非協力の自治体をあらゆる手段を使ってあからさまにイジメたおす。このような経過と問題の核心、そして住民の怒りが具体的なやりとりのなかでこれ以上なく明らかにされるドキュメンタリーであった。
 上映後、参加者全員が各自の感想を述べあった。はじめての参加者からは「地元の人々の怒りの深さがわかった」「京丹後Xバンドレーダーと同様の攻撃であり岩国市民に連帯していきたい」との感想がのべられ、岩国現地行動に参加したことのある人からも「問題の経過は大要聞いていたが、具体的にこんなにひどい多くの攻撃ややりとりがあり、それに対して市民のさまざまな議論や葛藤があり、反対運動が維持されてきたことをはじめて知った」という感想が述べられた。また、「国・県は最初から計画的に米軍住宅を想定しており国家的詐欺である」「沖縄の基地負担の軽減という口実で岩国基地強化をごり押しする政府を許せない」「防衛は国の専権事項などと生活と民意を踏みにじる暴挙を許さない」「米軍再編と民主主義、地方自治の破壊とが一体に進められており、今の新安保法案と同じだ」などという意見が次々にのべられた。最後に参加者みなで十月二十四日の岩国連帯関西集会、十一月の岩国現地行動を全力で成功させることを確認した。



 
■8・23 福岡市

 労働団体、女性・若者の反戦行動に参加

 のぼり旗基金カンパ、11月岩国行動、戦争法案反対訴え情宣


 安倍政権が戦争法の衆議院採決を七月十五日強行して以来、連日抗議と反対行動が全国各地で取り組まれている。とりわけ七月十五日前後には、福岡市でも繁華街である中央区天神でいくつもの街頭行動、スタンディングが行われた。現在戦争法を廃案にするための行動が市民団体、労働団体、弁護士会、女性、若者・学生、宗教者などにより行われ、急速に広がりをみせている。安倍政権は各種世論調査において支持率を低下させており、民意を無視して戦争法案の制定を強行しようとする安倍政権に怒りと闘いが巻き起こっているのだ。
 そうした中八月二十三日福岡市において、戦争法に反対する労働団体と女性・若者を中心とした行動がそれぞれおこなわれた。
 わたしたちは岩国デーの取り組みとして愛宕山を守る市民連絡協議会の「米軍住宅はいりません」の黄色いのぼり旗を掲げ、のぼり旗基金へのカンパ、十一月岩国行動2015への参加呼びかけと戦争法を廃案へを訴えるチラシを配布した。岩国基地強化反対!米軍住宅も集団的自衛権をいらないと訴えた。岩国の現状など多くの質問やのぼり旗基金カンパが寄せられた。
 三百人を越える人々と共に、天神一周のみんなでデモをおこない、戦争法の参議院での強行採決を許さず廃案まで行動しようと全体で確認した。



 
■8・23 山口市

 商店街で署名活動

 岩国基地問題のリーフ配付


 八・二一岩国国際デーの一環として、山口市ではAWC山口が八月二十三日に商店街にて署名活動を行った。人通りが少ない上に、岩国から遠く離れ、騒音被害もないため、反応は良いとは言えないが、短時間に多くの署名を得ることができた。「子どもが岩国にいるの。騒音ひどいわよね」と、自ら署名に協力して下さる方もいた。今回初めて岩国と沖縄の写真を並べて、場の雰囲気を盛り上げた。
 岩国★希望の祭実行委作成の「岩国基地問題ってなあに?」のリーフを配布したところ、用意していた部数はすぐになくなった。遠くて見えにくいからこそ、岩国基地問題を可視化していくことは重要なことだ。
 署名活動の後、場所を移し交流会を行った。秋の岩国行動や希望の祭をどう盛り上げようかという話を中心に、若者に平和運動をどう呼びかけていくのかで大いに盛り上がった。



 
■8・21 岩国市

 愛宕山見守りの集い

 戦争法制・安倍談話に批判



 八月二十一日、岩国では、住民投票を力にする会主催で「愛宕山見守りの集い」が開催された。数年前より、毎月二十一日の集いは愛宕山を守る会主催ではなく、支援団体が持ち回りで主催している。座り込み開始五周年という節目の集いでもあったため、参加者が思いを綴り、次の「集い」の日である九月一日に配布された。
 集いの中では、戦争法制や安倍談話への批判が続いた。特に、山口県内九ヵ所で取り組まれる八・二九の一斉アクションへの力強い呼びかけが続いた。
 AWC山口は、岩国国際デーを前後して、各国・各地でキャンペーンに取り組んでいることを国際メッセージと写真で報告し、岩国の闘いはアジア各国の反基地運動を勇気づけているとアピールした。
 集いの定期開催で、運動はますます強固になっている。岩国に駆けつけ、岩国市民とともに闘おう。



 

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