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     10~11月辺野古現地報告

     五百名の座り込みで工事車輌を阻止

          

 

 十月から十一月にかけ一カ月間、辺野古の座り込みに参加しました。十月十三日翁長知事の取り消し処分がついに出され、ゲート前はお祝いとなっていました。防衛省が同じ内閣の一員である国交省に不服審査請求と執行停止申し立てを行い、国交相は十月二十七日、執行停止を行いました。埋立承認を取り消したので、海のフロートやコンクリートブロック、ゲート前の殺人鉄板や仮設ゲート、機動隊の装甲車などは違法な工作物となりました。座り込みの人々は「撤去せよ」と訴え続けています。
 十月二十九日以降毎朝、重機を載せたトレーラーや作業員が乗った車が工事ゲートに押し寄せてきました。毎日百名前後の人々が早朝集まり、工事ゲート前で座り込みます。「新基地反対」「海を殺すな」と、非暴力の座り込みで作業員、機動隊員に対し呼びかけます。機動隊は一人ずつ引き離して檻の中に閉じ込めます。
 安倍首相の指示により警視庁の機動隊が辺野古に派遣され、高級リゾートホテル「カヌチャ」に泊まり、十一月四日から県警とともにゲート前で市民を排除しています。
 山城博治さんは「『県』警が指揮を取れ」と訴えていますが、警視庁指揮になってしまいました。十月三十日には工事車両を止めようとする市民に対し首をひざで押さえつけ、意識を失わせるなど暴力的警備が行われています。こちらも自衛措置としてビデオ撮影して監視しています。
 十一月十日、大浦湾にスパット台船に入られ、ボーリング調査が再開されました。抗議船とカヌーはフロートを越え、台船の作業阻止をめざしています。海保はカヌーのメンバーを拘束し、落ち着かせると称して海に沈めたり、首を絞めたりしています。首を絞められ翌日受診した男性は、「萎縮させたいのだろうが、ますます怒りがわいてきて、逆効果だ」と言っています。
 ゲート前は、水曜日を議員中心に座り込む日としており、十一月十一日には五百名が集まり、一時間半にわたり工事車両を阻止しました。多く結集することで勝てると、自信になりました。
 座り込み第五百日の十一月十八日は千名が集まり、昼過ぎに作業員の車両があきらめて通過していきました。十一月二十五日には七百名が集まり、早朝は通さなかったが、休憩をとった十一時頃、隙をついていつものごぼう抜きが行われ、入られてしまいました。
 毎日のように座り込みに参加するリーダーたちの言葉、「ヤマトの闘いは鋭角の闘い、沖縄の闘いは鈍角の闘い。したたかにしなやかに粘り強く、七十年闘い続けている」、「毎日負けても、最終的に基地を作らせない。最後に勝てばいい」との言葉が印象に残りました。
 ゲート前のテントは県内外からの人々の献身により二十四時間維持、防衛されています。人民の支持のない基地建設強行はアベノミクス同様、行き詰まるでしょう。沖縄の人々の不屈の闘志に学び、安倍政権打倒をともにたたかいましょう。


 

 

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