共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     10月11日 三里塚

  全国から930人結集し農地強奪阻止の決意固める
  
 
     反対同盟3・27全国集会打ち出す


 
  
 十月十一日、「最高裁の強制収用を許さない! 第三滑走路粉砕! 安倍政権打倒! 10・11全国総決起集会」が三里塚芝山連合空港反対同盟の主催でたたかいぬかれた。会場の成田市東峰の反対同盟員所有畑には、全国各地から九百三十人の労働者人民が結集した。

 ●1 前段独自集会をかちとる

 二期阻止全国共闘と、統一委員会の部隊は、ライブ演奏が始まる前に、戦闘的な前段独自集会をかちとった。「市東さんの農地を守り抜くぞ」「安倍政権を打倒するぞ」意気高くシュプレヒコールをあげ、独自集会を開始した。
 はじめに日本反帝戦線から基調が提起され、統一委員会行動隊、二期阻止全国共闘、首都圏労共闘、学生それぞれから決意表明がおこなわれた。そしてシュプレヒコールで集会を締めくくり、本集会をたたかいぬく意思統一をかちとった。

 ●2 農地を守り抜く決意うち固める

 趙博(チョウパギ)さんのライブ演奏で会場が盛り上がった中、司会の伊藤信晴さんの挨拶で本集会が開始された。伊藤さんは、この日の朝方、北原鉱治事務局長宅前に右翼が街宣車でおしかけ、誹謗中傷を浴びせるという暴挙をおこなったことを報告した。そして、「このことを徹底的に弾劾し、本集会の成功を勝ち取ろう」と呼びかけた。
 つづいて、北原事務局長が主催者あいさつに立った。北原さんは「三里塚闘争は五十年を迎える。反対同盟は敢然とたたかいぬいています」と三里塚闘争の歴史的地平を明らかにした。そして「市東さんの耕作地が言われなき理由で強奪されようとしている。土地を奪われることは、命を奪われることに等しい」と成田空港会社を断罪し、成田空港廃港までたたかいぬく決意を明らかにした。
 反対同盟事務局からの報告に、東峰地区の萩原富夫さんが立った。萩原さんは、農地を守るたたかいは、安倍政権の戦争攻撃を阻止するたたかいにつながっていると三里塚闘争の正当性を明らかにし、市東さんの農地を守るために「最高裁・緊急五万人署名」の協力を訴えた。次に、動労千葉、関西新空港反対住民、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部がつぎつぎと壇上に立ち、連帯あいさつをおこなった
 つづいて市東孝雄さんが壇上にあがり決意を述べた。市東さんは、東京高裁の不当判決を弾劾し、千葉地裁で耕作権裁判が再開されたことを報告し、裁判闘争をたたかいぬく決意を明らかにした。そして「三里塚五十年の農地死守―空港廃港のたたかいは、間違っていなかったと実感している」と戦争攻撃を強める安倍政権とたたかう三里塚闘争の核心を明らかにした。さらに、「身体の続くかぎり、ここで農業をやっていきたい」と農地死守の決意を述べ、会場の参加者が万雷の拍手で応えた。
 反対同盟顧問弁護団、市東さんの農地取り上げに反対する会、全国農民会議、福島からの訴えにつづいて、沖縄から駆けつけた市東さんの農地を守る沖縄の会で名護市議会議員の川野純治さんが登壇した。川野さんは、農地裁判の控訴審闘争や三里塚全国集会への代表派遣や署名運動の協力など、沖縄の地において三里塚に連帯するたたかいを、取り組んできたことを報告。そして沖縄の辺野古新基地建設阻止のたたかいが、三里塚、そして福島のたたかいと同様に国策と真っ向からたたかいぬく状況であること。キャンプ・シュワブゲート前行動、海上阻止行動など辺野古新基地建設阻止闘争はオール沖縄のたたかいへと発展している状況を明らかにした。そして日帝―安倍政権の戦争攻撃を三里塚―福島―沖縄をつらぬいてたたかいぬこうと力強く訴えた。
 カンパアピールに婦人行動隊の木内敦子さん が立ち、集会後半の司会を婦人行動隊の宮本麻子さんが担った。
 住民団体のアピールにつづいて、共闘団体決意表明で壇上に立った統一委員会の同志は、反対同盟の呼びかける緊急五万人署名を担うこと、農地強奪阻止のたたかいに決起することを明らかにした。さらに戦争法廃止のたたかい。沖縄人民に連帯し辺野古新基地建設阻止の現地派遣を担うこと。十一月岩国に総決起することなど秋期闘争の方針を力強く明らかにした。

 ●3・27全国集会、7月東京集会へ

 太郎良陽一さんが壇上に立ち、集会宣言を読み上げ、スローガンを参加者全員の拍手で採択。来春三月二十七日に成田市で全国集会、七月東京で三里塚闘争五十周年記念集会を開催することを確認した。
 集会の最後に団結ガンバローを三唱し、いよいよデモ行進だ。反対同盟を先頭にシュプレヒコールを響かせながら開拓組合道路を通り、第三誘導路下のトンネルをくぐり抜け、市東さん宅前から南台の畑に到着。この畑は市東さんの農地法裁判、耕作権裁判の対象の土地だ。国家権力、空港会社による農地強奪の日々の重圧にも屈せず、営農を続ける市東孝雄さんの不退転の決意に応えようと二期阻止全国共闘と統一委員会の隊列は、再び開拓組合道路に戻る戦闘的なデモ行進を貫徹した。


 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.