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     10月24日 山口

     「反原発デー県民集会」に八百人
  
 
       上関原発建設反対訴えデモ行進


 

 十月二十四日、「いのちの海を守れ!さようなら上関原発!10・24反原発デー県民集会」が上関町室津で行われた。主催は、原発に反対する上関町民の会、上関原発を建てさせない祝島島民の会、上関の自然を守る会で、二〇一三年にできた上関原発を建てさせない山口県民連絡会が協賛した。参加者は主催者発表で八百人。AWC九州・山口や被爆二世の会の仲間が参加した。
 主催者挨拶は三団体がそれぞれ行った。原発に反対する上関町民の会は六月に行った中国電力に対する申し入れの様子を報告し、中電が未だに上関原発建設に固執している実態を暴露した。上関原発を建てさせない祝島島民の会は中国電力より島民等が訴えられているSLAPP訴訟で和解が提案されていることが話された。島民の会は「表現の自由を制限されるようなら和解はしない」と断言した。上関の自然を守る会は、原発推進派が事故前は「自然で飯が食えるか」と言っていたが、今は「自然を守る」と言い出すようになったことを話し、守る会では上関の自然を見て楽しむだけでなく、食べて楽しむ企画に取り組んでいることなどが報告された。
 続いてたたかいの報告に移った。伊方原発再稼働阻止に取り組んでいる愛媛県平和運動センターが伊方原発建設の歴史や、最近の世論調査で再稼働反対か過半数を超えていること、伊方原発が事故を起こした場合、佐田岬半島に住む五千人は海を越え大分に避難しなければならないことなどを説明した。そして原発の再稼働は棄民であると強く訴えた。また上関原発を建てさせない祝島島民の会は、利害関係者の同意がないこと、土地利用計画が確定していないこと、着工及び竣工に疑義があること、埋め立て免許延長申請に対する山口県の判断の先送り、の四点に渡って上関原発計画の埋め立て免許の問題点を指摘した。
 次に、参加した県議や上関原発を建てさせない山口県民連絡会が連帯あいさつをした。
 そして、「私たちは、生活を守るため、いのちを守るため、未来を守るため、日本から原発がなくなるその時までたたかいを続けていく」という集会アピールを採択した。
 最後に町内をデモ行進し、「上関原発建設反対」「エイ、エイ、オー」とシュプレヒコールを上げた。
 祝島も上関町も高齢化率は高い。その中で、農業や漁業で生計を立て、故郷に誇りを持って生きていこうとしている。未来に残したいのは核廃棄物ではなく、美しい海や山である。



 

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