共産主義者同盟(統一委員会)






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     4月24日 北九州

  九州・山口政治集会 格差・貧困化といかに闘うか

           参加者全員で活発に論議


 

 四月二十四日、共産同(統一委員会)九州・山口政治集会が北九州市で開催された。集会にはAWC九州・山口の仲間や労働組合などから三十名が結集した。
 集会では、冒頭海外や国内のブント系諸組織、沖縄労共闘などからの連帯メッセージが紹介された。続いて、四月十四日に発生した熊本地震により被災し避難生活を余儀なくされている同志からの連帯メッセージが読み上げられた。同志は、自らも過酷な避難生活を強いられつつ余震の続くなか不眠不休で地元住民の避難誘導や避難所生活のとりまとめなどに奔走していることを報告し、同時にこの機を利用した米軍によるオスプレイによる物資輸送のパフォーマンスと安倍によるこうした地震の政治利用を徹底して弾劾し、今後とも安倍打倒にむけてともにたたかおうと力強く訴えた。
 続いて、アベノミクスによる格差と貧困が深刻化する中で、野宿者の自立生活にむけたたたかいを支援してきた仲間からの特別講演を受けた。講演では「失われた二十年」といわれるバブル崩壊以降の日本社会を振り返り、今日に至るまでいかにして格差と貧困が拡大し、親の貧困が子どもの貧困にまで連鎖してきているのかについての生々しい実態に関して、支援活動の経験の中から具体的に報告がおこなわれた。多くの参加者が想像を超える格差と貧困の現実と実態に驚くとともに、資本主義そのものの限界に対する認識と資本主義への怒りを共有することができた。
 政治集会の後半では、講演を受けて、こうした格差と貧困が深刻化する中で、これといかにたたかっていくのか、参加した全員による政治討論がおこなわれた。討論ではこの間AWC運動をはじめ労働運動や沖縄連帯闘争、反原発闘争や戦争法制反対のたたかいいなどを各地で先頭でたたかってきた仲間や友人がそれぞのたたかいについて報告をおこなった。そして各現場で同様にどのような現実が起きており、それをどのように突破しようとしているのかをめぐり活発な論議が行われた。二時間を超える討論を通して資本主義は今や生活破壊のみならず人間そのものを破壊するところまできていること、「格差や貧困が拡大している」という一言では片づけることのできないほど多種多様な様相をもって深刻化してきていることを確認することができた。そして、この現実を突破し変革していくためにともに連帯し、資本主義の打倒にむけた闘いを一層強めていくとともに今後もこうした政治討議を活発化させていくことを確認し政治集会を終えていった。

 

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