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     6月23日 沖縄

    沖縄戦「慰霊の日」式典

        安倍参列に弾劾の嵐
  
 

 

 戦後七十一年目の六月二十三日「沖縄戦慰霊の日」。今年も灼熱の太陽が容赦なく降り注ぐ日となった。糸満市摩文仁の平和記念公園では「沖縄全戦没者追悼式」(沖縄『県』、「県」議会主催)が開催された。この日は、沖縄全島において、あの「鉄の暴風」と称された沖縄戦での戦争犠牲者を追悼し、反戦平和創造への新たな起点とする日である。第二次帝国主義戦争末期、「国体」=天皇制延命のみの理由で沖縄戦が強要され、二十万余の沖縄人民が虐殺されたのだ。戦後七十一年を経てなお、遺骨収集は続けられ、不発弾処理での住民避難は日常茶飯事だ。沖縄戦で勝利した米軍は居座り、基地あるゆえんの事件事故は続出している。こうした戦後の爪痕が今なお残る中、日帝・安倍は、集団的自衛権行使を認める戦争法の施行を強行し、改憲・戦争国家へと突き進んでいる。その安倍が今年も「追悼式」参列を強行しようとしている。断じて許せない。
 平和記念公園入口交差点では、平和市民連絡会の仲間たちを中心に安倍弾劾行動が展開された。「すべての基地を撤去せよ! いつまで沖縄を踏みつけるのか!」と書かれた横断幕のもと、動員された警視庁警備部の弾圧に抗し、断固として安倍に直近まで迫る弾劾のシュプレヒコールを浴びせた。
 式典でも、翁長雄志知事は元米海兵隊員の米軍属による女性暴行殺人事件を糾弾し、日米地位協定の抜本的見直しと米海兵隊の削減を含む米軍基地の整理・縮小、辺野古新基地阻止を訴えた。喜納昌春「県」議会議長、さらには「県」遺族連合会の宮城篤正会長も安倍に向かい、普天間基地の早期返還と新たな基地建設に断固反対すると訴えた。そして、安倍のあいさつには、参列者は「帰れ」の怒号で糾弾したのだ。
 この日の抗議行動には、三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さんも反対同盟の旗を掲げ決起した。さらに今年は、抗議行動後に魂魄の塔横で開かれた国際反戦沖縄集会でも発言を行い、三里塚闘争五十年を通した中での自らのたたかいの確信と展望を訴え、強権的な「国策」押し付けを許さない三里塚と沖縄との固い絆で結ばれたたたかいをさらに前進させた。


 

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