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     10月23日 埼玉

   自衛隊観閲式反対掲げデモ
        
     南スーダンPKO派兵阻止!
     

 
 十月二十三日午前、「やめろ! 軍事パレード いくな! 南スーダン 自衛隊国軍化を許さない!」10・23朝霞デモがおよそ二百名の結集で取り組まれた。主催は10・23朝霞デモ実行委員会。
 自衛隊中央観閲式は三年おきに東京都練馬区、埼玉県朝霞市、和光市、新座市にまたがる朝霞訓練場で開催されている。今年は自衛隊員四千名、車両二百七十両、航空機五十機が参加した。観閲式は自衛隊の最高指揮官である首相安倍、そして稲田防衛相が出席して閲兵し、安倍が訓示を垂れるという一大軍事パレードだ。
 東武東上線朝霞駅南口周辺には、集会開始前より機動隊と警視庁や埼玉県警の公安が多数配備され、重弾圧体制が敷かれている。
 午前十時より南口駅前広場においてデモ出発前集会が開かれた。
 はじめに実行委より主催者あいさつが行なわれた。東京北部の代表は「自衛隊の再編強化が進んでいる。自衛隊解体、反戦、反安保でたたかおう。本日は三・七キロの長いデモだががんばっていこう」と語った。
 次に埼玉の代表が「安保法制成立後初の観閲式であり、今本当に戦争を始める状況になっている。自衛隊の国軍化に向けた流れに対し、地元や全国の反戦闘争と結びつきながら埼玉の地で活動していく」と語った。
 つづいて、参加各団体からの連帯発言があり、沖縄にも練馬にも基地はいらない! 10・10練馬デモ実行委員会、立川自衛隊監視テント村、パトリオットミサイルはいらない習志野基地行動実行委員会、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、沖縄と東京北部を結ぶ実行委員会、組対法・破防法に反対する共同行動、争議団連絡会議・地域共闘交流会、埼玉県平和運動センターなどが、それぞれの活動報告や集会・デモなどの呼びかけを行った。多くの発言者が、高江に派遣された大阪府警機動隊員による差別暴言を糾弾していたことが特徴的であった。
 全ての連帯アピールが終了した後、十一時よりデモ行進に出発した。デモ隊に対しては武装した機動隊による並進規制が行われた。公安警察はデモ参加者に対して、終始違法な動画撮影を行っていた。
 デモ中に自衛隊の戦闘ヘリや、ジェット戦闘機が低空で編隊を組みながら次つぎと頭上を飛び回っていく。また、米軍のオスプレイ二機が「祝賀飛行」と称して観閲式に参加し、飛行していた。デモ隊は、これらの危険な低空飛行の強行に対して抗議のシュプレヒコールを行っていった。
 途中の国道二五四号線(川越街道)沿いに面した自衛隊朝霞基地正門前には、機動隊が盾を持って多数配備されていた。デモ参加者はひときわ大きな声で「軍事パレードを許さないぞ!」「南スーダン派兵をやめろ!」などのシュプレヒコールを叩きつけていった。
 和光市駅前まで三・七キロのデモを貫徹し、この日の行動は終了した。
 この日安倍は、自衛隊員への訓示において「諸君たちには新しい任務が与えられる」「かけがえのない平和の守り神として精強なる自衛隊をつくり上げてほしい」と述べ、南スーダンPKOでの、自衛隊員への駆け付け警護任務追加を明言した。われわれは、今こそ戦争法発動阻止、南スーダン派兵阻止の大衆行動を広範に巻き起こしていかなければならない。



 

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