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     2月12日 東京

   反戦実講演集会に百名結集

    
今春季の闘いに向け意思一致
     

  

 二月十二日午後一時三十分より、日本キリスト教会館において、「戦争法廃止・安倍たおせ! 反戦実行委員会」(反戦実)主催の、「2017年=激動する東アジア情勢 沖縄・韓国民衆と連帯して闘おう! 2・12集会」が開かれ、およそ百名が参加した。
 はじめに司会が「南スーダンへの自衛隊『駆け付け警護』派兵や、共謀罪制定策動など、安倍政権による戦争国家化が進むなかで、左派が現場でたたかいぬくことが重要だ。今春過程で、共謀罪制定阻止や自衛隊の南スーダン即時撤退など反戦反基地闘争を共にたたかっていきたい」という主旨のあいさつを行った。
 つづいて本集会のメインである「トランプ政権登場が意味するもの」と題した一時間にわたる講演が行われた。講師は一橋大学教員の鵜飼哲(さとし)さん。
 鵜飼さんの講演内容は、米大統領選挙においてトランプが勝利したのは、共和党による選挙人制度を利用した「合法的クーデター」の結果であり、トランプ勝利の原因を彼のポピュリズム的主張のみに求めることは決定的に間違いだという、マスコミなどで喧伝される言説とは違う角度からのものであった。その他にも、朝鮮半島をめぐる日米帝による朝鮮民主主義人民共和国への軍事的圧力と韓国民衆革命情勢や、日帝と仏帝との原発事故を契機とした接近、二〇年東京オリンピックによって招致されるのは「非常事態」体制そのものであり、改憲の先取りであることなど、講演の内容は多岐にわたり、極めて示唆に富んだものであった。
 休憩をはさんで、反戦実の松平さんからの基調提起を受け、これを全体の拍手で確認した。
 次に各戦線からのアピールが行われた。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(関東一坪)の大仲さんは「関東一坪では先日総会を開き、高江で不当逮捕されたリーダーの保釈要求運動を展開することを決定した。一刻も早く取り戻すために協力を。辺野古現地に駆け付けて工事を止めよう。ヤマトにおける運動もますます重要になってくる。四月十九日の日比谷大集会に結集を」と語った。
 日韓民衆連帯ネットワーク(日韓ネット)の尾沢さんは三月二十六日の韓国サンケン電気労組支援連帯のデモ、二月二十五日の日韓連帯集会への結集を呼びかけた。また、マイナス十度の厳冬の中、七十万人の結集でパククネ打倒の韓国民衆革命が継続されている現状を報告した。
 破防法・組対法に反対する共同行動の石橋さんは、主に共謀罪をめぐる法相金子のデタラメ答弁を徹底的に批判し、制定阻止の三月連続行動への大結集を呼びかけた。
 学生運動団体の直接行動(DA)は「戦争法制定以降、昨年は二度の対防衛省デモや沖縄派遣を行ってきた。本年弾圧がより厳しくなっていくことが予想されるが、例え一人になってもたたかいつづけていく。共にたたかおう」と語った。
 差別排外主義に反対する連絡会からは、有志による毎週木曜の「デマで沖縄への偏見をあおるMX『ニュース女子』を許さない!」東京MXテレビ抗議行動への参加呼びかけが行われた。
 つづいて、反戦実から、今後の行動提起が行われ全体の拍手で確認された。
 最後に司会よりまとめの発言が行われ、集会は終了した。

 

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