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     7・9 千葉

  現地闘争と天神峰樫「樫の木まつり」開かれる

   8・10請求異議裁判闘争に決起しよう
      
    

   

 七月九日、三里塚芝山連合空港反対同盟は市東さんの農地強奪阻止を掲げて、現地闘争と「樫の木まつり」を開催した。反対同盟―決戦本部の呼びかけに応えて、百八十名の人々が集まった。
 十二時に市東さんの畑に参加者が結集した。成田空港会社が奪おうと狙っている南台の畑を直接現地調査した。空港会社が取り違えて「契約畑」だと勝手に主張している土地と、市東さんが耕作してきた土地を比較して、裁判の論争点を現場で確認した。
 この後、畑から市東さん宅の南側の開拓道路までデモを行なった。梅雨晴れの太陽が照りつける中であったが、「農地強奪阻止」「市東さんとともにたたかうぞ」とシュプレヒコールを行ないながら、力強く「用地内」デモをたたかいぬいた。
 市東さん宅の現地闘争本部前で午後二時から交流集会「天神峰樫の木まつり」が開催された。市東さん宅の庭には大きな樫の木があり、この樫の木の下に集って食べ飲みながら、アピール、歌など交え、「まつり」として集会を行なった。
 交流集会では、太郎良さんが司会を行ない、伊藤さんが主催者としてのあいさつを行なった。
 市東さんの農地をめぐる決戦は請求異議裁判の法廷闘争として進んでいるが、現地での決戦本部体制の下に、成田空港会社の深夜早朝の飛行時間延長、第3滑走路計画という攻撃に対して、新たな住民の決起が起こってきていることが報告された。空港会社は住民の批判と怒りが巻き起こる中で機能強化の「見直し案」を示さざるを得なくなっている。しかし、それ自体がウソであり、三里塚・芝山をはじめとする周辺住民の今後のたたかいが問われる状況にある。伊藤さんは「市東さんとともに、ぜひともこの地を守っていこう」と呼びかけた。
 太郎良さんは決戦本部長として発言に立ち、決戦本部アピールを発した。反対同盟が攻勢をとっている現情勢を踏まえつつ、具体的な方針として、①署名運動のさらなる推進、②8・10請求異議裁判への総結集、③10・8全国集会を提起した。
 市東さんは「昨年十月二十五日の判決以来、ここで祭りができるとは思ってもみなかった」「樫の木まつりは大成功だった」と、この日の交流集会の開催そのものを喜んでいた。その上で、「いっしょに草をとって、いっしょにたたかってほしい」と参加者全体に呼びかけた。
 萩原富夫さんが集会のまとめとして発言した。この日の闘争―まつりの意義を確認した上で、三里塚闘争がこれまでの枠組みを越えて活動を拡大していこうと呼びかけた。
 また、韓国・済州島の第二空港反対農民が反対同盟に連絡をとって、この闘争―まつりに自主的に参加し、交流集会で発言した。
 統一委員会はこの日の現地闘争―まつりの一端を担ってたたかった。交流集会では発言に立ち、市東さんの農地強奪阻止の決戦をたたかう決意を述べ、沖縄・岩国の反基地闘争をはじめとする本年夏秋期の方針を明らかにした。
 今夏、8・10請求異議裁判、また三里塚現地の攻防にともに決起し、反対同盟とともにたたかいぬこう。


 

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