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     12・10 香川

    STOP!伊方原発 高松集会

          広島高裁では運転差し止めの仮処分決定


 

 二〇一七年十二月十三日、広島高裁は四国電力伊方原発三号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求めた仮処分・即時抗告審で、四電に運転差し止めを命じる決定を出した。「阿蘇山の噴火で火砕流が原発敷地に到達する可能性が十分小さいと評価できない」などと重大事故のリスクを指摘し、一八年九月末までという期限付きではあるが、高裁レベルでも司法が原発の危険性を認定して運転差し止めを命じたことは画期的である。
 これに先立つ十二月十日、香川県高松市で「STOP! 伊方原発 高松集会」が開催された。
 この時点では高裁決定は出されておらず、四電は一八年一月にも、伊方原発三号機の再々稼働を画策していた。
 会場は高松駅前広場。この広場の端に舞台がつくられ、「国策で人を滅ぼす原子力」「禍学者の無恥が支える原子力」などの文字が会場と周辺を飾っていた。
 四国の四つの市民団体が主催した集会は、関西や九州、さらには東京などからの参加者も含めて五百人が参加。前半が「ライブ&パフォーマンス」。いくつかのグループが反原発の闘いの中で歌われている歌などを披露したり、飛び込みのアピールをしたりと、賑やかに進行した。
 後半の一時間は、「リレーアピール」。「原発いらない福島の女たち」からの三名をはじめ、東京、関西、地元四国など各地からの参加者、ジャーナリストなどがそれぞれの闘いの報告を行った。
 最後に「原発を止める。私たちは止まらない」と題された集会決議を採択し、最後に「STOP! 伊方原発」のプラカードを全員で掲げるパフォーマンスを行ってデモに出発。途中、四国電力本社前に到着すると、そこで両側の歩道にデモ隊が陣取ってミニ集会。ここでも各地からの参加者の発言やシュプレヒコールを繰り返した。このあとデモ隊は商店街を通り、日曜午後の買い物客に大いにアピールした。琴電駅前の交差点で街頭アピールをしながら、デモを終了した。
 来年一月に、今度は伊方現地で集会が予定されている。闘いの手を緩めることなく、このまま廃炉に追い込もう。


 

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