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     12・11 大阪

    安倍九条改憲NO!講演集会開かれる
          



 

 十二月十一日夕刻から、「安倍九条改憲NO! 講演集会」が大阪市の市立中央会館大ホールで開催された。主催は九条改憲阻止共同行動など十七団体がつくる同集会実行委。集会には八十五人の労働者市民が参加した。
 最初に樋口曜さん(港合同労組)が開会を宣言して集会は始まった。主催者代表あいさつは仲尾宏さん(反戦・反貧困反差別共同行動in京都代表世話人)。仲尾さんは先の総選挙の結果に触れながら、自民の圧勝と言われるが多くの人は安倍政治に疑問を持っているとし、安倍改憲との闘争を今こそ強めようと訴えた。
 つづいて、この日の集会のメインスピーカーである弘川欣絵(よしえ)さんがマイクの前に立つ。弘川さんは「明日の自由を守る若手弁護士の会」(略称あすわか)に所属する弁護士である。「あすわかとミナセン尼崎での活動の経験とそこで明らかになったこと」との題目で一時間あまりの講演を行なった。パワーポイントを使ったテンポ良い話の内容は、参加者の強い興味と関心を引くものであった。講演で弘川さんが強調したのは、憲法の「核心的価値」は「個人の尊重」をうたう第一三条にあり、憲法の三原則とされる国民主権、平和主義、基本的人権はこの「個人の尊重」を基礎にして初めて成立するという点であった。また改憲させない運動の進め方として、「憲法や政治・経済について日常生活で気軽に語ることができ、情報があふれかえっている社会をつくることが必要」だという点を力を込めて主張した。そのために弘川さんは、関西各地であすわかの憲法カフェをはじめ、市民まつりでの憲法ビンゴ、憲法かるた、あるいはネットの利用、バルの開催など、さまざまな活動をしてきたことを紹介した。兵庫県尼崎での「ミナセン」(みんなで選挙の略称)もその一環で、今回の総選挙では共産党候補を支援して選挙活動をしたという。最後に弘川さんは、改憲の草の根運動を展開する日本会議に対抗することをも念頭におきながら、「国民投票の準備と連動した署名活動ができないか」「電通に対抗するような宣伝活動が必要」などの問題提起をして講演をしめくくった。その後、質疑応答が行なわれた。次々と手が上がり、たくさんの質問・意見が出された。これに弘川さんは「憲法のファンをつくる」「プラスの価値を示すことが必要」「自分で考える情報を提供していきたい」などの考えを述べた。
 このあと、連帯挨拶として山元一英さん(全港湾大阪支部顧問)、緊急アピールとして人民新聞編集部・ラボルテ雅樹さん、集会のまとめを九条改憲阻止共同行動を代表して椿さんがそれぞれ行ない集会は終了した。本格化する改憲攻撃を前に、集会参加者は改憲阻止闘争の構築をあらためて誓って散会した。

 

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