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     1・21-22 東京

   やめろ!ミサイル避難訓練!緊急行動闘われる


 
 一月二二日、はじめての都心で住民を動員したミサイル避難訓練が、後楽園の東京ドーム周辺で行われる。このことに対して、緊急行動が呼びかけられた。呼びかけは、「やめろ!ミサイル避難訓練!1・22緊急行動」だ。
 訓練の前日の一月二一日、JR水道橋駅東口においてミサイル避難訓練に抗議する情宣とリレートークが取り組まれた。
 午前一一時半過ぎ、地域で反戦・反基地・反差別・反排外主義をたたかうさまざまな市民団体約六〇数名が水道橋駅頭を行き交う労働者・市民に向かって情宣を開始した。アジア共同行動首都圏もこの行動に加わり、一翼を担った。
 はじめに、「ミサイル避難訓練を許さないぞ!」とシュプレヒコールがおこなわれた。そして、東京オリンピックに反対している団体、元自衛隊員、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、行動に参加した個人など次々にリレートークが行われた。リレートークの最中、「やめろ!都心で初のミサイル避難訓練!」を訴えるビラが往来の労働者・市民に手渡されていった。
 この情宣で、ミサイル訓練が、文字通り戦争訓練だということを徹底的に弾劾した。
 この訓練が国民保護法四五条に基づいた訓練であるということ。国民保護法が、戦争時に企業や住民を、政府の命令に協力させたり、指示を強制する法律であること。病院や交通機関、輸送業者などには命令に従わなければ罰則があること。住民も一定の場所からの移動を命じられれば強制退去させられるなど、国民保護とは名ばかりの全てが軍事行動優先の戦争法であることを徹底的に暴露していった。
 午後一時までの、一時間半の情宣をおこない、最後にシュプレヒコールで二二日のミサイル避難訓練緊急抗議行動に決起することを確認した。
 一月二二日、東京都、文京区、内閣官房、消防庁による「ミサイル避難訓練」が東京ドーム、文京区役所周辺で強行された。訓練の内容は、あらかじめ動員された文京区民や区内勤務の会社員ら約三五〇人が、頭を抱えてしゃがみこんだり、地下に逃げ込むというもので、「竹槍訓練」と同等のお粗末なものであった。
 この訓練に抗議する「やめろ!ミサイル避難訓練!1・22緊急行動」には約六〇人が結集した。小雨交じりの雪にも負けず、訓練現場付近や周辺で「ミサイル避難訓練やめろ」「頭抱え込むより、話し合いを」と果敢に抗議行動を繰り広げた。


 

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