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     1・22 千葉

   第12回新やぐら裁判

  内田裁判長の早期結審策動を粉砕


 

 一月二二日、第一二回新やぐら裁判が千葉地方裁判所(内田博久裁判長)で行われた。この裁判は成田市天神峰の市東孝雄さんの畑に建てられている反対同盟のやぐらと大看板について、成田空港会社がその「収去」と「物件の底地の明け渡し」を要求して提訴しているものである。この裁判は、請求異議裁判や耕作権裁判と並んで、市東さんの農地を守り抜くたたかいの重要な一角を構成している。
 この日の裁判において、反対同盟顧問弁護団は、千葉県知事が行った市東さんの小作地に関わる賃貸借契約の解約許可処分は、南台農地についてその位置特定を誤っており無効であることをあらためて指摘し、それを根拠とする空港会社によるやぐらや大看板の「収去」と「底地の明け渡し」の要求はまったく無効であることを明らかにした。そもそも空港会社による農地取得は農地法および憲法に違反する数多くの問題があり、空港会社には明け渡しを請求する権利も資格もないのである。
 この日の裁判は、内田裁判長による拙速な訴訟指揮が際立つものとなった。裁判長は、反対同盟顧問弁護団が提出している準備書面の内容には触れることなく、「主張はいつまでにでそろうか」、「人証計画を示せ」など、ただただ一日も早く裁判を終わらせることにしか関心がないことをあらわにした。三回先の公判日程まで決めようとする始末である。このような裁判長の態度に傍聴席からは怒りの声が飛び、反対同盟弁護団はこのような拙速な訴訟指揮を断固拒否した。弁護団はまた、空港会社が隠している証拠を提出させるよう裁判長に鋭く迫った。
 裁判終了後に千葉県弁護士会館で開かれた報告集会では、弁護団と傍聴席が一体となって内田裁判長による拙速な訴訟指揮・早期結審の意図を粉砕し、攻勢的に裁判闘争を展開していくことを確認した。最後に反対同盟事務局の伊藤信晴さんが、2・19耕作権裁判―3・4芝山デモ―3・8請求異議裁判―4・1全国集会という連続する闘争への決起を呼びかけてこの日の取り組みをまとめた。



 

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