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     2・25-26 福井

    大飯原発再稼働反対訴え

             大アメーバ―デモ


 
 二月二五日、二六日の二日間にわたって、大飯原発再稼働反対の大アメーバ―デモがおこなわれた。主催したのは「大飯原発うごかすな!実行委員会」で、福井県や京都府北部の現地の住民や運動団体、京阪神を中心に全国から約一〇〇名の労働者・市民の仲間が結集した。
 アメーバ―デモとは地域ごとに五、六人が班を組み、原発反対の旗や幟、プラカードなどを掲げマイク宣伝をしながらビラを、その地域の家々にくまなく配布し、可能な限り地域住民と話し込み、原発反対を訴えていく活動である。原発が多く立地する福井県南部、若狭の原発に隣接するびわ湖北部の滋賀県高島市、あるいは京都府北部などで継続的に行われている。
 この活動によって現地でも原発関連施設で就業していたり取引があるなど様々な事情で公然とは反対できないが、多くの現地住民が原発に反対していることが鮮明となっている。また現地住民が原発に賛成か反対かは別にして福島原発事故以降、原発事故の発生に大きな不安を抱えていることも明らかとなっている。
 二五日は舞鶴市、高浜町、大飯町、小浜市、若狭町、美浜町、敦賀市、滋賀県高島市で、約一〇〇名の仲間がビラを配布した。敦賀原子力規制事務所への申し入れ行動も行なわれた。宿舎では交流会が行なわれ、全国各地から集まった人々は再稼働反対の決意を固めた。
 二六日には、午前中はビラ配布が行なわれ、午後からは美浜町で関電原子力事業本部への申し入れとデモが行なわれた。
 三月一四日には大飯原発三号機の再稼働が、四号機も五月中旬の再稼働が行なわれると報道されている。安倍政権は現地でも多くの人々が反対し、全国的には原発再稼働反対が過半数を超え、賛成派の二倍を超えているにもかかわらず原発再稼働を強行しようとしている。それは戦争国家化にむけた核武装のためであり、また原発廃炉は電力会社の経営危機をまねきアベノミクスによる景気回復が完全に破たんするからである。戦争国家化と大企業救済のために、一度事故が起きれば取り返しのつかない事態となり、労働者、民衆の生活を根底から破壊する原発再稼働を、われわれは絶対に許してはならない。


 

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