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     2・25 東京

    「日の丸・君が代」強制反対!

      
都教委包囲ネットが総決起集会


 
 二月二五日、「都教委包囲ネット」主催による「『日の丸・君が代』強制反対! 10・23通達撤回! 2・25総決起集会」が東京の飯田橋しごとセンターにおいて行われた。この集会は包囲ネットが春の卒・入学式攻防を見据えて組織したものであり、毎年闘われている。われわれは、アジア共同行動(AWC)の仲間とともに集会に参加しともに闘った。
 集会は冒頭、元多摩教組委員長からの基調提起から開始されていった。天皇代替わりが目前に迫る中、「日の丸・君が代」強制の攻撃も強まると思われるが改憲と一体の問題として闘っていこう、という提起を全体の拍手で確認していった。
 次に、元富山大教授の小倉利丸氏より「『明治一五〇年』と改憲攻撃―『日の丸・君が代』強制反対の意義」と題する講演が行われた。氏は「明治一五〇年」の現代にも通底する共通の構造を「資本主義であること。国民国家であること。天皇は国家の象徴機能を担うこと」と分析し、ナショナリズムと対決する思想として「プロレタリア国際主義」を強調した。そして、「強制された『総意』」として天皇制を批判していった。さらに「国民」統合の象徴である天皇制と一体のものとして「日の丸・君が代」があり、「国家に収れんする『敵』と『味方』の感情的敵意と歓喜」という内容でオリンピック・パラリンピックを批判していった。
 休憩をはさみ実践的な現場報告がなされた。朝鮮学校無償化排除との闘い、都立高校での「君が代」処分との闘い、河原井・根津さんの裁判闘争、道徳教科化との闘い、オリンピック・パラリンピックとミサイル防衛訓練との闘いなどが報告されていった。そして共謀罪適用阻止と廃止の闘いからとして「破防法・組対法に反対する共同行動」が発言し、〇六年の教育基本法改悪反対闘争からの包囲ネットとの関係性に触れつつ、あらためて改憲反対闘争の共同行動を呼びかけていった。
 続いて包囲ネットから具体的方針提起がなされ、今春における卒入学式でのビラまきが呼びかけられた。そして「集会アピール(案)」が提案された。「私たちは、天皇代替わりを迎える時期における『日の丸・君が代』強制反対の闘いを進めていきます」「改憲攻撃と一体の闘いとして強制反対を進めていきます」「戦争と改憲を許してはなりません!」、という力強いアピールを全体で確認した。最後に全体で「団結ガンバロー」を行い集会は終了していった。
 闘う教職員・市民・労働者・学生と連帯し今春の「日の丸・君が代」攻防を闘おう!



 

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