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     3・11 東京

     福島原発事故七か年弾劾
    
               東電本店前で抗議の声


 
 東日本大震災―東京電力福島第一原発事故から七年が経過した三月一一日午後、東電本店前において、「東電は原発事故の責任をとれ 第五四回東京電力本店合同抗議行動」が取り組まれた。よびかけは経産省前テントひろばとたんぽぽ舎だ。
 行動開始前より東電前の歩道一帯は、すでに多くの参加者によって埋めつくされている。
 午後一時三〇分より集会が開始された。経産省前テントひろばの渕上さんが開会のあいさつを行った。次に司会者の呼びかけにより、参加者全員での東日本大震災の犠牲者と、原発事故によって命を落とした人々を追悼する、一分間の黙とうが行われた。
 その後、作家の落合恵子さん、福島原発被害東京訴訟原告団、ジャーナリストの鎌田慧さん、東海村前村長、肉球新党代表などからのスピーチが行われた。また、山本太郎参議院議員からの連帯メッセージが司会者によって代読された。
 スピーチの合間には日本音楽協会や豊岡マッシーさんらの歌や演奏による東電抗議も行なわれた。また、東電本店への申し入れ行動が、いくつかの団体によって行われた。多くの発言者が、柏崎刈羽原発や東海第二原発の再稼働阻止と、東電の原発事故責任の徹底追及を訴えていた。
 双葉町からの避難者の女性は、スピーチの中で「ふるさとを離れてもう七年。国から何も知らされず、福島から逃げたときは本当に地獄だった。私が原発再稼働に反対するのは、同じ苦しみを味あわせてはいけないと思うからだ。福島では健康被害がますます増えている。甲状腺ガンの子供が一九〇人になっている。このガンは甲状腺手術をすれば済むというものではない。子供たちは一生ホルモン剤を飲み続けていかなければならない。自分の子供や孫の話だと思って聞いてほしい。こんなつらく悲しいことはないではないか。でも国や東電はいまだに甲状腺ガンの増加と原発事故との関連を認めていない。私は東電が認めるまで闘い続ける」と語った。国と東電の責任を徹底糾弾しつづけるこの発言には、ひときわ大きな拍手・声援が起こった。
 最後に毎年恒例のドンパン節(柏崎刈羽バージョン)の合唱と、多摩川和太鼓で集会は終了した。
 その後参加者は、東海第二原発の再稼働を阻止するため、日本原電抗議行動へと移動していった。

 

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