|
■3・12 東京 安倍政権打倒を掲げ 首都中枢・霞が関デモを闘う 三月一二日夕刻、「戦争・治安・改憲NO! 総行動実行委員会」(総行動実)主催の、「九条改憲阻止! 朝鮮半島で戦争はさせない! 戦争・治安・改憲NO! 3・12霞が関デモ」が約一〇〇名の結集で取り組まれた。 午後六時過ぎより、日比谷公園霞門付近にて、デモ出発前集会が開始された。 はじめに総行動実代表からのあいさつが行われ、「本日三回目となる霞が関デモは、南北首脳会談や米朝首脳会談の発表という歴史的大転換の中での取り組みとなる。このまま朝鮮半島の軍事的緊張関係が緩和されて、平和ムードになっていくわけではない。安倍政権やトランプ政権などによるさまざまな妨害が予想される。日本の民衆は、四月に予定される米韓合同軍事演習中止を求めていかなければならない。さらに、財務省による文書改ざん報道で明らかなように、安倍政権が『お友達』に利益供与するというとんでもない政権であることがますますはっきりしてきた。今日のデモで民衆の怒りの声を各省庁の役人たちに直接ぶつけていこう」と語った。 次に「米韓合同軍事演習反対! 3・18緊急行動実行委員会」の代表は、「米韓合同軍事演習はこれまで、五〇一五作戦という先制攻撃や『斬首作戦』などを含むものとして行われてきた。南北・米朝首脳会談の発表によって、今後この訓練の性格が急に変更されるわけではない。われわれは南北・米朝会談が実現しようとする矢先にこのような侵略的演習を強行する必要性などないことを、アメリカ大使館に向けて訴えていかなければならない。そしてこの米韓演習には、毎年沖縄から多くの米軍が参加している。沖縄の民衆は演習強行により、大きな被害を受け続けている。沖縄民衆や韓国民衆との連帯という観点からも米韓合同軍事演習に反対していこう」と語った。 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの代表は、一四日の首相官邸前抗議行動などへの参加を呼びかけた。 「心身喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな! ネットワーク」の代表からは、今国会での精神保健福祉法「改正」上程が阻止されたことが報告された。 集会の最後に、参加者は「共謀罪制定糾弾!」「第二次朝鮮戦争を挑発するな!」「辺野古新基地建設反対!」などのシュプレヒコールを唱和し、霞が関の官庁街を一周するデモへと出発した。 デモ隊は、法務省や警察庁・警視庁、外務省、財務省、文部科学省などの各省庁前において、それぞれの課題に中心的に取り組む参加団体が順次コーラーを担う形で行われ、次つぎと怒りのシュプレヒコールを叩きつけていった。沿道には帰宅途中の労働者も多く、デモ隊は注目を浴びていた。 デモ隊は警察権力の弾圧や監視を弾劾しつつ、再び日比谷公園霞門前へと戻った。 総行動実よりこの日の取り組みについての総括提起、そして破防法・組対法に反対する共同行動からの報告と呼びかけが行われた。 最後に、全体でシュプレヒコールを唱和し、本行動は終了した。 |
当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.