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     3・14 大阪

    18春季総行動取り組まれる


 
 三月一四日、二〇一八春季大阪総行動がおこなわれた。
 おおさかユニオンネットワークを中心とする恒例の春闘取り組みである。
 冒頭は、日本郵便輸送(郵政ユニオン)への抗議申し入れ行動から始まった。期間雇用やシニア社員への差別待遇、組合事務所拒否の不当労働行為企業である。門前には、スーツ姿の管理職。怒りのコールの中、代表団が三月二四日までの回答を求める申し入れ書を提出した。
 続いて大阪市役所前に集結し、三つの課題に分かれて申し入れ行動をおこなった。
 一つは、福祉・介護・医療労働者組合や港合同などで構成される〝安心できる介護を! 懇談会〟である。産業平均より一〇万円余低い低賃金、政府―行政による報酬減・介護切り捨て策の下で、個別企業との交渉の限界をうち破ることが必要だ。介護保険料の軽減や福祉利用など、住民利益に立った要請を合わせ、介護離職の調査や処遇改善策定などを大阪市に求めた。
 二つは、大阪教育合同労組やなかまユニオンによる教育委員会である。新たな教育労働者分断のための主務制度をやめろ、と共同の申し入れがおこなわれた。
 三つは、大阪YMCA労組である。書記長解雇をめぐって係争中のYMCAは、大阪市から土地・建物を借りて、インターナショナルスクール事業をおこなっている。法令違反企業には指名留保の条例がある大阪市に対し、YMCAへの強い指導を求めた。
 最後は、JAL争議団による日本航空大阪空港支店への申し入れ行動である。八年目に突入したJAL争議は今年三月が正念場。三月末に会長となる植木社長に責任を取らせるべく「あなたの代で解決せよ」と迫る申し入れを行った。
 〝ベア「拡大」七割〟の報道が躍る中、中小零細・非正規雇用労働者には、きわめて厳しい春闘である。四月一日から始まる無期労働契約申し込みを前に、多くの有期雇用労働者が雇止めにあっている。構造的な格差を覆していくために、今からこそ春闘本番である。


 

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