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     4・9-10 京都

   Xバンドレーダー基地二期工事着工許さない

            
基地正門前で抗議行動闘う


  
 四月九日から一〇日にかけて京都府北部の京丹後市の米軍Xバンドレーダー基地(米軍経ヶ岬通信所)正門前で二期工事着工反対闘争が闘われた。
 今回の二期工事は、二〇一四年にレーダー建屋などを建設した一期工事に続き、軍人の宿舎などを建設するもので工期は二年間。これによって、米軍基地が拡張され、固定化されることが強く懸念される。
 米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会の呼びかけで集まった参加者は、早朝から横断幕を掲げて工事車両や米軍車両の出入りに立ち向かった。米軍や警官隊の妨害をはねのけ、米軍基地建設を憂う宇川有志の会など地元住民の皆さんとともに「基地の拡大・固定化を許さないぞ!」「韓米合同軍事演習をやめろ!」「米軍基地を撤去せよ!」の声を上げ続けた。
 この二期工事で基地に出入りする工事車両によって、住民の日常生活への不便や危険が予想されるが、防衛施設局は「四月一〇日頃」というのみで工事の正確な開始日さえ隠し、工事内容についての掲示物もないままに二期工事が開始され、二年間継続しようとしている。
 この日の抗議行動で「憂う会」の永井友昭事務局長は、地元住民に知らせないまま二期工事は数日前から始まっていると暴露し、「これが日米地位協定の最前線の現実の姿だ」と糾弾した。参加者は、開始された朝鮮半島の平和の流れを妨害する安倍政権への抗議を込めて、隣接する航空自衛隊経ヶ岬分屯基地の前でも抗議のシュプレヒコールを上げてこの日の反対行動を締めくくった。住民との確認に違反して二期工事は休日にも行われ、基地の境界をはみ出して掘削するなどの無法行為が行なわれているが、これに対して住民の監視と抗議、京都府北部の米軍基地問題を広く知らせる活動が粘り強く続けられている。
 六月三日(日)には現地で「米軍Xバンドレーダー基地撤去! 東アジアの平和を! 京丹後総決起集会」が予定されている。全国からの参加で大きく成功させていこう。



 

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