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     5・5 大阪

    反戦実(関西)が
       沖縄連帯関西集会・デモを闘う


  
 五月五日、反戦実(イラク戦争許すな! 有事法制反対! 第二次朝鮮戦争反対! 実行委)の主催で5・5沖縄連帯関西集会・デモが大阪のPLP会館で行われた。昨年来の朝鮮半島戦争重圧と米韓合同軍事演習に対して大阪総領事館前抗議行動などをともに闘ってきた同実行委は、「日米安保撤廃! 琉球弧の軍事植民地化反対! 東アジアに平和を! 5・15沖縄返還四六年弾劾、自決権支持、軍事基地撤去!」を掲げてこの日の集会を開催した。
 集会のメインスピーカーとして沖縄の友寄隆治さん(天皇制を考える会、石川キリストの教会牧師、沖縄宣教研究所「天皇制部門」代表)が「沖縄の基地問題の真相」というテーマで一時間にわたる講演を行った。友寄さんは、沖縄キリスト者の天皇制との闘いとして学習会を続けていること、キリスト教の戦争協力にショックを受けた自らの体験から語り起こして、普天間飛行場移設や北部訓練場返還の真の狙いが決して危険除去にあるのではなく不要な基地を返還し機能強化された新基地を日本の予算で作ることであると同時に、安倍が普天間県内移転の理由として「本土の理解が得られない」ことを挙げたことを指摘し、沖縄でも理解は得られないと糾弾した。また米軍への従属というより日本政府自身がその基地を使用したいという野望と一体になって強行されていることが指摘された。
 講演・質疑応答に続いて、この日参加した諸団体から連帯発言が行われた。発言順にAWC(アジア共同行動)からは東アジア情勢が急展開するなかで、岩国米軍基地の大強化が焦点となっていること、また京都府北部の京丹後米軍Ⅹバンドレーダー基地との闘いを訴えた。「釜ヶ崎パトロールの会」からは、沖縄差別の問題と結びつけて目の前の闘いをしっかり闘っていくとして野宿者排除との闘いが呼びかけられた。続いて関西単一労組からは労働組合として沖縄への差別支配が労働者の中に沁み込んでいる状況を変えるために連帯闘争をすること、メーデーつぶしの新天皇即位と闘うと訴えた。ピリカ全国実・関西からは明治一五〇年、北海道一五〇年式典への現地闘争によってアイヌへの差別支配と闘うことが呼びかけられた。反戦反天皇制労働者ネットワークからは朝鮮半島をめぐる歴史的転換点にあって日本のあり方はどうなっているのか、この一〇〇年以上朝鮮半島も沖縄も一日も解放されていない状況を変える闘いを作ることを訴えた。
 集会後、参加者は大阪米総領事館前を通るデモを貫徹した。


 

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