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     6月23日 京都

    東アジアからの米軍総撤収を!

      AWC京都が集会開く
   
     

   
 六月二三日一四時から東山いきいき市民活動センター集会室において、約五〇人の参加でアジア共同行動・京都の主催による「激動する東アジア! 安倍政権を打倒しよう! 変えよう日本の進む道! 6・23京都集会」が開催された。この集会には、韓国から労働党に所属する青年が参加する予定であったが、来日の日程が遅くなったために参加できなかった。残念な事態であったが、集会は予定通り開催された。
 司会の開会宣言に続いて、アジア共同行動・京都の瀧川順朗さんが主催者あいさつを行った。瀧川さんは韓国ゲストの不参加をお詫びしたうえで、東アジア情勢が劇的に変化するなかで、民衆の闘いによって東アジアの平和を実現し、日本の進む道を転換させていこうと呼びかけた。次にAWC韓国委員会代表のホ・ヨングさんからのビデオメッセージが上映された。ホ・ヨングさんは昨年の日本政府・入管当局による入国拒否弾圧を厳しく批判し、朝鮮半島の非核化とは北の核放棄だけではなく、韓国からの戦術核兵器の撤去と米軍の戦略資産の撤去を含むものであり、全世界における核兵器と原発の廃絶に向かうものでなければならないこと。東アジアの平和に向けて、米韓合同軍事演習だけではなく日米合同軍事演習をも中止し、米軍の東アジアからの総撤収を実現していかねばならないことなどを訴えた。
 次にAWC日本連事務局のメンバーが、参加予定であった韓国青年が準備した報告をパワーポイントを使って紹介した。そこでは、文在寅政権が東アジア情勢の転換をおし進める一方で、国内では最低賃金を一万ウオンに引きあげるという公約を踏みにじり、最低賃金の実質的な削減を強行したことやサードシステムの配備を挙行したことなどが厳しく批判された。
 これらの報告を受けて、次にアジア共同行動・京都の事務局から集会基調が提起された。基調の第一章では、朝鮮南北首脳会談の意義と米朝首脳会談の評価を明確に確認したうえで、これを東アジア情勢の歴史的転換に結実させていくための民衆の国際的な共通の要求が提起された。基調の第二章では、朝鮮に対する制裁の撤回と日朝国交正常化をめぐっての提起がなされた。安倍首相は、日本人拉致問題の解決が日朝間の最大の課題だとして、日朝首脳会談の開催を模索し始めた。しかし、日朝間の最大の課題は、日本による朝鮮植民地支配に歴史的な決着をつけることにあり、日朝国交正常化は一九六五年の日韓条約の限界と誤りを越えるものとして実現されねばならないことが提起された。そして第三章では、これらを踏まえた当面の闘いの課題が提起された。
 続いて、各団体からのアピールとして、在日韓国青年同盟京都府本部、NO BASE!沖縄とつながる京都の会、米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会、岩国・労働者反戦交流集会実行委員会、若狭の原発を考える会、ユニオンネットワーク・京都、AWC関西青年部からの発言が行われた。その後、簡単な質疑を行って集会は終了した。韓国ゲストの不参加という困難な状況のもとでの集会となったが、激動する東アジア情勢のなかで闘いの立場と方針を明確にし、闘う仲間の団結を強化していくものとして集会は成功した。


 

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