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     6月24日 山口

    AWC九州・山口が

    アジアの平和と共生を考える講演会
   
     

   
 六月二四日、山口市で今年のAWC九州・山口の六月集会が「アジアの平和と共生を考える講演会」として挙行されました。山口市で取り組まれるのは久しぶりのこと。日頃、地域で様々な活動の現場を共にしている仲間の皆さんを中心とした、しかしながら新鮮な集まりとなりました。会場の近所からの初めての参加もあったとのことでした。
 山口市での久しぶりの開催、ということもあって冒頭、司会と、代表の白松哲夫さんらから、あらためてアジア共同行動の歴史とめざすものが紹介されました。
 一方で、当初設定されすでに広報もされていた、韓国からの若い活動家の参加と講演が、スケジュールの都合がどうしてもつかなかったことで実現しませんでした。それについては全国事務局から、経緯の説明と参加者への謝罪が行われました。そして、AWC韓国委員会からのビデオメッセージが流されました。
 続いて、「イージス・アショアの配備と地域破壊について」と題したメインの講演が行われました。昨年一二月のイージス・アショア導入の閣議決定から程なく、山口県萩市の、陸上自衛隊むつみ演習場への配備計画が、秋田県の新屋演習場への計画とともに浮上しました。地元や隣接の自治体はいうまでもなく、全県的な反対や懸念の声が上がっています。イージス・アショアとはどういうものか、反対運動の現状はどうなっているのか、について、萩市在住の講演者による説明が行われました。
 イージス・アショアは、自衛隊もすでに保有するいわゆるイージス艦のシステムを陸上に設置するものであること。パトリオットよりも高い高度での迎撃を目指すものであること。そもそもむつみ演習場自体が、戦後になって誘致され、地元の反対運動によって規模の縮小を余儀なくされた歴史があること。先日に行われた防衛省職員による地元への「説明会」では、会場からはほとんどが反対や懸念の声であり、にもかかわらずそれらに防衛省側はなんら応答が出来ていないこと。特に演習場に隣接し、演習場誘致の時点で強行に反対した歴史のある阿武町側での反対の声が強いこと。こうした配備計画こそが、地域の平和的生存権を侵害するものであること、等々。パワーポイントを駆使しての講演は、視覚的にも大変分かりやすいものでした。
 会場には、このかんの山口県庁前や萩市での抗議運動をともに闘っている人々も来ていて、講演後の質疑応答の時間には、実践を踏まえたやりとりが時間いっぱい続きました。
 全体のプログラムを終えたあとは、時間的に余裕のある参加者が残っての交流会となりました。自己紹介と、会場に掲示されたむつみ演習場周辺の地図や写真などを使った、より踏み込んだやりとりが行われました。


 

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