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     7月1日 山口

    「爆音はゴメンだ!」 危険な米軍機の

    飛行訓練に市民四〇〇名が集会・デモ
   
     

    
 七月一日岩国市役所前広場において、7・1爆音はゴメンだ市民集会が開かれた。市内、県内、飛行ルートの広島県、そして九州、関西各地から、爆音への怒りを共有し、四〇〇名が集まった。
 さる三月末に厚木から岩国への米海軍の空母艦載機移転が完了した。スーパーホーネットやF35Bなどによる飛行訓練により、岩国市民は以前に倍する爆音に襲われるようになった。夜間の爆音被害は殺人的である。
 各地の住民が抗議の証言をした。周防大島の住民は、「家の上を艦載機が飛ぶ。テレビも聞こえず、電話も、会話もできない。飛行機が落ちてこないか心配だ」。由宇町の住民は「夜勤の看護師(妻)が昼間に寝ていて起こされる。腹の底に響く爆音だ」。基地近くの川下地区の住民「四月に米兵が脱走した。米兵は基地外にも住んでおり、日々人を殺傷する訓練をしている。孫娘が中学生で、遅く帰ってくるから心配だ」。和木町の住民「保育園、幼稚園、小学校、中学校がある。山を越えてきたと同時に頭上から覆いかぶさる爆音がとどろく。静かな和木町を返してほしい」。廿日市の住民「早朝から深夜まで爆音が続く」。周東町の住民「以前わが家の上を飛ぶのは一日二、三回だったが一時間に何回も飛び、深夜まで飛ぶようになった。農作業のとき何か落ちてくるのではないかと不安だ」。口々に爆音拡大の異常事態を訴えた。
 西岩国の住民は「実際うるさいのに、苦情件数が少ないと『騒音は大したことない』と市長は言うから、記録として残す意味でも電話、メールで抗議しよう」と呼びかけた。
 集会最後に爆音の録音を流したあと、「爆音はゴメンだ!」のポスターを全員で掲げて抗議の声をあげた。再生した爆音についても「こんなもんじゃないよ(もっとうるさい)」とのツッコミがあった。
 宣伝カーを先頭に、市役所から駅方面へのデモ行進を行った。サイレントデモの形で、静かな空を求めることを、沿道の市民に向けてアピールした。
 異議あり!「基地との共存」市民行動実行委員会では、防衛相、県知事、岩国市長にあてた「米軍機による爆音被害をなくすことを求める署名」の活動を始めた。年内に三万筆を目標として、進めている。
 日米によるアジアの侵略、抑圧支配を許さず、米軍総撤収を掲げて闘おう。沖縄と連帯して粘り強く取り組まれている一の日愛宕山座り込みに参加し支えよう。爆音反対署名を取り組もう。


 

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