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     7月8日 三里塚

    第二回 樫の木まつり

     
天神峰の決戦本部で開かれる
   
     

   
 七月八日午後、成田市天神峰において、三里塚芝山連合空港反対同盟主催の第二回樫の木まつりが開かれ、およそ一五〇名の結集で成功した。
 一二時三〇分より市東さんの南台の畑において、反対同盟・太郎良さんの司会で小集会がもたれた。反対同盟・伊藤信晴さんは、この間の成田空港会社(NAA)による卑劣な市東さんの農地取り上げ攻撃と、これに全力で反撃してきた三里塚勢力の闘いの経緯を振り返りながら、いよいよ決戦局面を迎えた現状について説明した。そして「請求異議裁判闘争は七月一七日最終弁論―結審という流れになっているが、われわれは五〇数年という闘いの歴史にかけ、全力で市東さんの農地を守り抜く決意だ。共に闘おう」と語った。
 その後共闘団体からの発言が行なわれた。共産同(統一委)を代表して、日本反帝戦線の代表は「市東さんの農地をめぐる闘いは、いよいよ決戦情勢を迎えた。強制執行攻撃に対しては決戦本部に駆け付け、弾圧を恐れず実力阻止で闘う。三里塚闘争の最後の勝利をかちとろう。辺野古新基地建設、原発再稼働、改憲・戦争に突き進む安倍右翼反動政権を打倒しよう」と語った。
 太郎良さんは「市東東市さん、そして孝雄さんへと引き継がれたこの土地を絶対に飛行場にさせない。市東さんを先頭にスクラムを組んで、実力で国家権力と闘おう」と集会を締めくくった。
 最後に全体で「市東さんの農地を守り抜くぞ!」「千葉地裁による農地取り上げを許さないぞ!」などのシュプレヒコールをあげた後、市東さん宅南側の開拓組合道路までのデモ行進を行なった。
 午後一時三〇分から、市東さん宅の決戦本部において、第二回樫の木まつりが開催された。はじめに反対同盟・萩原富夫さんが主催者あいさつを行った。萩原さんは「請求異議裁判は七月一七日をもって結審が策動されている。傍聴席を埋め尽くし、裁判所に圧力をかけていこう。第三滑走路や二四時間空港化攻撃など空港機能強化策粉砕闘争を、市東さんの農地法決戦と一体のものとして闘おう」と語った。
 乾杯の音頭の後に、動労千葉、全日建運輸連帯労組関西生コン支部などをはじめ、さまざまな支援・共闘団体からの発言が行なわれた。また〝浪速の歌う巨人〟こと趙博(チョウパギ)さんも駆けつけて歌を数曲披露し、まつりを大いに盛り上げた。
 市東孝雄さんは「反対同盟は正義を貫き通してこれまで闘ってきた。来年の樫の木まつりは、これを倍する結集を目指していきたい。私も頑張るが、皆さんも共に闘ってほしい」と語った。市東さんの固い決意に、参加者は大きな賛意の拍手を送っていた。
 決戦本部の太郎良さんは「市東孝雄さんは、東市さんのあとを引き継ぎ、いろんな人間が脱落していく中にありながら、全国の闘いと反対同盟の団結をただただ信じて闘ってきた。今こそ全国のさまざまな闘いを結合させて、固いスクラムを組んで、市東さんの農地を守りぬこう。反対同盟はこれからも全力で闘い抜く。10・14全国集会に大結集を」と語った。
 最後に反対同盟歌を全体で合唱し、伊藤さんの音頭で「団結ガンバロー」の唱和を行い、市東さんの農地を守り抜く決意を固め、第二回樫の木まつりは終了した。


 

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