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     7月13日 大阪

    2018岩国行動スタート集会

    
岩国・労働者反戦交流集会実が開く
        

   
 二〇一八年岩国スタート集会が七月一三日大阪で開催された。岩国現地から田村順玄さん(岩国市議・リムピース共同代表)を招いて開かれたこの日の集会には、平日の夜にもかかわらず多くの労働者や市民が参加した。昨年の岩国スタート集会は朝鮮半島戦争危機のただ中で開かれたが、今回は南北・朝米会談によって大きく朝鮮半島・東アジア平和の方向に向かう中での開催だ。しかし、岩国・労働者反戦交流集会実行委員会代表の垣沼陽輔さんの主催者あいさつにもあったように、この平和局面は不安定であり、労働者民衆の闘いで後戻りできない平和体制を勝ち取るために努力することを確認して集会は始まった。
 今年で一二年目となる岩国・労働者反戦交流集会を成功させるために二〇一八岩国・労働者反戦交流集会実行委が立ち上がったことが報告され、賛同人の募集が呼びかけられるとともに、岩国の最新映像などが上映された。
 田村順玄さんの報告では、三月末の艦載機移駐完了で海兵隊と海軍の基地となった岩国では、米軍と国・岩国市は市民の取り込みのために莫大な防衛予算を使っているが、海軍と海兵隊の戦闘機爆音が絶え間なく広域かつ耐え難いレベルに達しており、「うるさいですね」「今日はヒコーキどうですか」が住民の挨拶がわりになるほどだという。このような状況下で、市民は七月一日「爆音はゴメンだ市民大集会」を成功させ、国と県・市への「爆音なくせ三万人署名」を開始していることが報告された。また、「サウンド・オブ・フリーダム」という岩国市議と米軍との交流会が持たれ、基地司令官が自ら基地を案内したが、愛宕山の一戸八千万円の米軍住宅二六二戸のうち四〇戸しか入居しておらず、他方で市内に五七〇世帯が居住していることなどが明らかになった。また、田村市議は、岩国基地は「ハブ基地」であり、これが今後さらにどう「進化」するのかという観点を提起したが、これは非常に重要な提起であり、岩国基地の役割を注視し暴露していくことが重要だ。
 質疑応答の後、STOP辺野古新基地建設! 大阪アクション、しないさせない戦争協力関西ネットワーク、アジア共同行動日本連絡会議、米軍Xバンドレーダー反対京都連絡会などからそれぞれ連帯アピールを受け、「各地からの発言」として、オスプレイ配備問題に取り組む首都圏からは南部全労協の仲間が、また岩国基地強化とイージスアショア配備との闘いを結合して闘う山口からは山口連帯労組の仲間が決意表明をした。最後に実行委事務局から、一一月二四、二五日の二〇一八岩国行動と「爆音なくせ三万人署名」の成功のために頑張ろうという行動提起を行ない集会は終了した。



 

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