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     8月25日 大阪

   高浜原発はこのまま廃炉!全国から400名が結集
   


       
 猛暑がつづいた八月二五日、大阪・中之島の関西電力本店前で、「高浜原発このまま廃炉!関電包囲全国集会」が開かれた。主催は「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」。集会には高浜原発がある福井をはじめ、大阪、京都、滋賀などの関西地域、そして全国各地から約四〇〇人が参加し、高浜原発四号機の再々稼動に反対する声を上げた。この集会の三日前の八月二二日には、約六〇人の結集で高浜原発ゲート前で抗議闘争が取り組まれたばかりだ。関電は二〇日に放射能漏れ事故を引き起こし、予定していた起動を延期せざるをえなかった。
 焼け付くような炎天下のもと集会は始まった。最初に集会参加者全員が関電に向かってコールを上げたあと、原子力発電に反対する福井県民会議の宮下正一さんが主催者を代表して開会あいさつ。その後、各地からの発言がメッセージの紹介を交えて行われた。発言したのは、伊方から原発をなくす会、ふるさとを守る高浜・おおいの会、福井から原発を止める裁判の会。また福島原発事故からの避難者として、原発損害賠償関西訴訟原告が意見表明。発言をはさみ、「原発廃炉」のプラカードを参加者がいっせいに掲げて抗議のパフォーマンス。関電への怒りは一層高まる。次に関西の諸団体から、ストップ・ザ・もんじゅ、若狭連帯行動ネットワーク、原発ゼロの会・大阪、脳性まひ者の生活と健康を考える会、脱原発市民ウォークin滋賀が発言し、また労働組合からは、釜ケ崎日雇労働組合、おおさかユニオンネットワークの代表がそれぞれアピール。最後に、閉会のあいさつを若狭の原発を考える会の木原壮林さんが行なう。そして、「福島原発事故以降の経験は、原発はなくても、電気は十分足りることを実証しました」「民意を踏みにじって原発を推進する安倍政権と関電の責任を追及し……安心して生活できる社会を早期に実現する」などとした集会宣言を採択して集会は終わった。
 その後、徒歩でうつぼ公園に移動し、難波までの一時間半近くの御堂筋デモに出発した。沿道の繁華街を歩く市民・観光客には拍手をしたり、声をかけてくる人たちもいる。デモ隊は、替え歌で「明日がない 明日がない 原発じゃ明日がない」などと歌いながら、原発の危険性を力強くアピールした。


 

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