共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     9月2日 東京

   都・中央区・港区合同総合防災訓練反対!

   監視・抗議行動闘う


       
 九月二日、東京都・中央区・港区合同総合防災訓練が行われた。
 米軍・自衛隊参加の東京都総合防災訓練に反対する実行委員会2018は、これに先立つ八月二一日、東京都総合防災部への申し入れ・交渉を行ない、「自然災害対策である防災訓練に、戦争遂行を目的とする軍隊が参加することに強く反対」と訴えた。とりわけ、例年会場で行われている自衛隊の広報活動や募集活動はあまりにもあからさまで非常識であり、同じ場に児童・生徒・学生が動員されていることは、まったくもって看過できないと抗議し申し入れた。
 さらには、「横田基地へのオスプレイ配備発表に伴い、PRのために防災訓練にMV―22オスプレイを参加させるようなことがあるのか(あってはならない!)」「小池都知事は昨年の九月一日、歴代都知事が行なってきた関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文送付を取りやめたが、近年の東日本、熊本、大阪北部大地震においても関東大震災を彷彿とさせるようなデマ扇動・ヘイトスピーチが横行しており、行政の対策が問われている。知事の姿勢は時代に逆行している」と批判した。
 当日は雨の中、早朝より中央区(浜町公園)、港区(お台場)に結集し、五班に分かれての監視行動を行なった。昨年の調布会場では、陸上自衛隊の装備(防弾チョッキや鉄帽など一式)を着けてみよう……なる、展示・体験コーナーがあり、あまりに酷いと申し入れたが、その甲斐あってか、同様のものは見られなかった。
 しかし「募集活動を行なうな」との重ねての抗議申し入れにもかかわらず、堂々と「自衛官募集中」ののぼり旗をはためかせ、広報誌や映像でのPR活動が行われていた。恒例の自衛隊キッチンカーで煮炊きしたカレーライスを赤十字が配布する「炊き出し」もあった。実際の被災現場ではあり得ない、航空自衛隊が倒壊家屋内を捜索し被災者を救出する、といった訓練シーンも印象的であった。
 訓練会場に肉薄した抗議情宣を貫徹した後、神田区民館へ移動しての報告集会では、各監視班からの詳細な報告と分析が行われた。前日の九月一日、両国横網町公園にて行なわれた朝鮮人犠牲者追悼式典に対し、同公園内で「真実の慰霊祭」と銘打ってヘイト集会を行なった極右団体「そよ風」等からの防衛に、多くの仲間が駆けつけたことなども報告された。
 防災訓練の軍事訓練化を許さず、差別・排外主義を許さず、つながり共に闘おう!



 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.