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     9月18日 大阪

   日朝国交正常化と東アジアの平和を!

   
キャンドル集会に六〇〇名


       
 九月一八日、一八時三〇分より、大阪・天満橋のエルシアターにおいて「日朝国交正常化と東アジアの平和を! 9・18キャンドル集会」が開催されました。参加者六〇〇名。
 主催者挨拶に続いて、故翁長沖縄県知事の最後の会見の映像が流され、玉城デニー沖縄県知事(候補)からはビデオメッセージで翁長知事の意思を受け継いで闘う決意が述べられました。そして、故翁長沖縄県知事への黙祷をささげました。 
 服部良一さん(社会民主党元衆議院議員)からは、朝鮮半島問題として、平壌宣言や朝鮮戦争についての解説が行われました。その後、浅井基文さん(元外交官)、纐纈厚さん(明治大学特任教授)のお二人からの講演がありました。
 浅井さんは「安倍政権の対朝鮮政策と日朝国交正常化の課題」と題して、お話しをされました。
 冒頭、「安倍首相は歴代の首相の中で最悪」とこき下ろした上で、朝鮮半島問題における安倍外交の欺瞞を分り易く説明されました。安倍首相は「北朝鮮の核ミサイルが飛んできたらどうする」という。しかし朝鮮は米日韓の攻撃に対して核ミサイルで反撃する決意はあるが、自ら無謀な戦争を仕掛ける意思はない。朝鮮が核ミサイルを飛ばしたら一巻の終わり。日本全土が死の灰でおおわれる。朝鮮が追い詰められないように手立てを講じること(外交)こそが唯一無二の策である。最悪の場合は核戦争(日本は廃墟)になる厳然たる結果を国民にひた隠しする安倍首相は、犯罪的無責任者である。私たちの課題としては、朝鮮の対日メッセージをしっかり受け止め、安倍外交の朝鮮敵視政策の犯罪的誤りを批判し尽くすこと。又、日本国民は朝鮮半島を植民地支配し敗戦後の北南分断に道を開いた日本国家の歴史責任を負う主権者であることを肝に銘じ、日本政府が、北南和解に資する朝鮮半島政策を行うことを担保することが、主権者・国民の政治責任であると話されました。
 次に、民族団体・政党関係者の方々の来賓紹介が行われ、続けて、纐纈さんから「朝鮮半島問題と日本の植民地責任」(東アジア平和共同体構築に向けて)と題しての講演がありました。
 纐纈さんは「浅井先生が、朝鮮に対する植民地支配責任が希薄であることを強調されましたが、全く同じに思います」と述べた上で、「国家責任と同時に日本人民の植民地支配責任も同時に問わなければならない」ことを強調し「朝鮮を三五年間も、その民族性・未来性を奪いつつ植民地支配していたことに、日本国民はあまりにも無頓着すぎる」その根拠の一つとして、植民地支配・戦争の最高責任者・天皇がまったく罪に問われなかったことがあるというお話しをされました。そして、「朝鮮分断の歴史過程」「急変する朝鮮半島情勢」などについての話をされました。
 最後に協賛団体からの挨拶と決議文採択が終わると、いよいよ、川口真由美さんが登場。力強い彼女の歌に合わせて揺れる六〇〇本のキャンドルの灯りでキャンドル集会を終えました。



 

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