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     11月3日 東京


    「沖縄の民意を踏みにじるな!」

   
首相官邸前で四五〇名が抗議の声を叩き付ける


       

 一一月三日午前、東京・霞が関の首相官邸前において、「辺野古新基地建設は違法だ! 沖縄の民意を踏みにじるな! 11・3官邸前大行動」が四五〇名の参加で取り組まれた。
 主催は「辺野古の海を土砂で埋めるな! 首都圏連絡会」(「埋めるな!連」)。
 政府―沖縄防衛局はまたしても「私人」になりすまし、行政不服審査請求法の主旨を一八〇度ねじ曲げる国地方係争処理委員会への申し立てを行った。この身内同士の茶番劇によって、一〇月三〇日に国交相は、沖縄「県」の「埋め立て承認撤回」の効力停止を決定したのである。そして一一月一日から、辺野古新基地建設工事再開を強行した。
 首相・安倍は、今臨時国会の所信表明演説で、「沖縄の皆さんの心に寄り添い」などと語っているが、その舌の根も乾かぬうちの許しがたい暴挙だ。これこそ沖縄差別そのものではないか!
 さきの沖縄知事選で再度示された、新基地建設反対の圧倒的民意を踏みにじり、工事再開を強行する安倍右翼反動政権に対して、「辺野古新基地建設NO!」「基地はいらない!」という怒りの声が沖縄をはじめ全国でわきあがっている。
 本行動は、同日一一時から開かれた辺野古現地での県民大行動(一〇〇〇名結集)に呼応するものとして取り組まれた。
 国会記者クラブ周辺の歩道上はすでに多くの参加者で埋め尽くされている。道を挟んだ反対側が首相官邸だ。官邸前には機動隊の大型バス数台が配備され、バリケードが築かれている。
 一一時三〇分より本行動は開始された。はじめに、豊岡マッシーさんによる三線や二胡を使用した歌と演奏が行われた。テンポの速い、軽快なカチャーシーのリズムに合わせ、「辺野古新基地絶対反対!」のコールが唱和され、行動参加者の熱気を高めていった。
 つぎに司会者が、安倍政権による辺野古新基地建設再開の暴挙を弾劾する主旨のあいさつを行ったのち、参加者全員で「辺野古の海を土砂で埋めるな!」「工事再開許さない!」「民意を無視する政府はいらない!」など、怒りのシュプレヒコールを首相官邸に浴びせかけた。
 その後、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックを代表して青木さんが発言し、「安倍首相が『沖縄の皆さんの心に寄り添い』と語った言葉と裏腹の残忍な沖縄差別を許すことはできない。自分たちの足もとである東京において、安倍政権打倒の運動を広げていかなければならない。今こそ翁長さんの遺志をひきつぎ、土砂投入・工事再開を許さない闘いを共に築き上げていこう。決してあきらめない、反対の声をあげ続けよう」と語った。
 さらに、辺野古土砂搬出反対首都圏グループ、沖縄と東京北部を結ぶ集い実行委員会の代表や、海上抗議行動に取り組む平和船団の船長などが、活動報告や行動への呼びかけを行った。また、沖縄現地より電話回線を通じて、平和運動センターの大城事務局長から連帯アピールが行われた。
 最後に「埋めるな!連」の代表からの行動提起の後、再度マッシーさんの先導で、「座り込め、ここへ」「今こそ立ち上がろう」の合唱や、首相官邸に向けたシュプレヒコールを挙げ、行動は終了した。多くの参加者はひきつづき、「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」などが呼びかける国会包囲行動へと合流していった。



 

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