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     11月30日 東京

    「19けんり春闘発足総会」かちとる

    
労働組合の見える春闘を実現しよう!
    

       
 一一月三〇日、「八時間働けば暮らせる社会を!! 大幅賃上げを勝ち取ろう!」と題して「19けんり春闘発足総会」が、東京水道橋の全水道会館に一一〇人の結集をもってかちとられた。
 総会は、平賀共同代表の司会で開会した。
 はじめに渡邉・全労協新議長が代表挨拶をした。19春闘にむけて、安倍政権の「働き方改革」でより劣悪な労働実態が放置されたまま入管法改悪が強行されようとしている今こそ、われわれの職場の闘いが問われている、19けんり春闘を広く呼びかけ大きな闘う陣形をつくっていきたい、と訴えた。
 次に、中岡事務局長が「19けんり春闘方針(案)」を提起した。
 はじめに、秋の臨時国会の中心が外国人労働者問題だ、技能実習生の過酷な実態が社会的注目を集めている、安倍の改憲発議は許さないと訴えながら、「①19春闘を取り巻く情勢」、さらに「②19春闘私たちの要求と闘い方」について、正規―非正規労働者の共闘、外国人労働者との連帯、官民・市民連帯の闘いによって全力を挙げていこうと続けた。
 メインスローガンは、「八時間働けば暮らせる社会を! 大幅賃上げを勝ち取ろう!」である。
 具体的要求は、①どこでも誰でも「一五〇〇円/時以上の最低賃金保障」を!、②二万円/月(7%)以上、一五〇円/時給の賃上げを!(昨年同額)、③高プロ制度の導入反対の職場闘争を! 時間外労働(三六協定)の点検・見直しを!、一日二時間/月二〇時間/年一五〇時間に、④時短・要員増、インターバル休憩(一一時間)、⑤非正規労働者の差別反対、均等待遇の実現として、会計年度任用職員の雇止め阻止! 最賃闘争は誰でもどこでも一五〇〇円、今すぐ一〇〇〇円にせよ!、⑥外国人労働者の処遇改善、入管法改悪反対! 技能実習制度の廃止、⑦労働法制改悪反対、裁量労働制の適用拡大反対、解雇の金銭解決制度反対、職場のハラスメント防止法の制定を! 労制審など労働行政の民主化、などである。
 さらに、闘い方として、①全ての職場でスト権を確立し、ストを背景に交渉の強化を図ろう。三月一三日大手回答日を前後したストライキの配置、②東京総行動・反原発キャラバンと経団連行動を一つにして闘う。二月一五日けんり総行動、三月反原発福島キャラバンと合流、③外国人労働者けんり総行動(マーチ・イン・マーチ)三月三日上野水上音楽堂・デモ、④中央総行動・決起集会、中小労組激励行動の設定(四月上旬)などが提起された。
 組織・体制・財政については例年同様に提起し、「安倍内閣と真っ向から対決していこう! 社会的注目を集める労働組合の見える闘い方を実現しよう!」と最後に訴えた。
 以上の方針(案)を全体の拍手で採択・確認した。
 特別報告として、フォーラム平和・環境・人権の藤本共同代表と、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの与儀さんの二人が発言した。与儀さんは「辺野古はウチナンチューの尊厳をかけた闘い、絶対にあきらめない。土砂投入で一二月、一月と首都圏での緊急行動が提案されるときにはご支援ご参加をお願いします」と訴えた。
 学習講演として、日本労働弁護団事務局次長の新村弁護士が「職場のハラスメント防止法を作ろう」と提起した。
 参加団体の決意表明が三人から、①東京清掃労組の中里書記長が大幅賃下げ人事委員会勧告との闘い、②全統一労組の佐々木書記長が入管法改悪について、③練馬区立図書館専門員労組の佐藤さんの指定管理導入めぐる争議について、であった。
 閉会の挨拶は、垣沼共同代表(大阪ユニオンネット)が、関西地区生コン支部への大弾圧は到底許されない権力濫用であること、東京での支援をお願いしたいと訴えた。
 最後に、宇佐見共同代表(全造船関東地協労組)の団結ガンバローで総会の成功を締めくくった。


 

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