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     10月14日 千葉

    全国から三里塚総決起集会に680人結集

       強制執行阻止の決意固める



       
 一〇月一四日、成田市東峰の反対同盟員所有地において「市東さんの農地を守ろう! 空港機能強化粉砕! 改憲阻止・安倍政権打倒! 10・14三里塚全国総決起集会」が三里塚芝山連合空港反対同盟の主催で闘われた。集会には、全国から六八〇人の労働者人民が結集し、「市東さんの農地を守り抜くぞ!」と意気高く集会・デモを闘い抜き強制執行阻止の決意を打ち固めた。

 ●二期阻止全国共闘が前段独自集会

 肌寒さを感じる秋風のもと、「用地内」東峰に続々と労働者人民が集まってくる。二期阻止全国共闘と統一委員会も結集し、隊列を整え、シュプレヒコールで前段独自集会を開始した。基調提起を日本反帝戦線がおこない、全国から結集した闘う仲間がつぎつぎと決意表明に立った。侵略反革命と闘う障害者青年同盟、九州・山口、関西、首都圏、青年・学生、統一委員会行動隊それぞれから、闘いの報告と決意表明がなされ、シュプレヒコールで独自集会をしめくくり、本集会にのぞんだ。

 ●強制執行阻止の方針鮮明に

 正午過ぎ、司会の北原健一さんの「請求異議裁判の判決が一二月二〇日になりました。市東さんの農地を守り抜く強制執行阻止の決意を打ち固める集会をかちとろう」というあいさつで集会が開始された。
 基調報告を萩原富夫さんがおこなった。「三里塚闘争は五三年目に入りました。空港か農業か。カネか命か。国策か人権か。戦争か平和か。そんな価値観の激突が三里塚闘争ではないでしょうか。だから負けられない。勝つまで闘いましょう」と切り出し、三点に渡って方針を提起した。第一に請求異議裁判12・20判決に向け、判決までの二カ月間を決戦期間として千葉地裁を「強制執行するな」の声で包囲する。毎週の裁判日程とあわせて可能な限り千葉地裁に押しかけ、署名・街宣・座り込みを取り組む。とりわけ一一月一九日の耕作権裁判の日には、千葉地裁包囲闘争を闘い、12・20請求異議裁判闘争にのぼりつめる。第二に、空港機能強化粉砕へ住民と共に闘う。「成田空港機能強化案」は住民の声を一切無視して、三月四者協議会での「合意」をもって進められようとしている。しかし、住民はまだあきらめていない。生活と故郷を守るために立ち上がっている。住民の不安や怒りを共有し、共に空港機能強化粉砕・第三滑走路建設を阻止し、軍事空港建設を阻止しよう。第三に、改憲阻止・安倍政権打倒を闘おう。第四次安倍改造内閣が発足した。安倍政権は労働法制を改悪し、農業と地方を切り捨て、改憲と戦争に突き進んでいる。沖縄の辺野古新基地建設阻止、反原発闘争を闘い安倍政権を打倒しようと訴え、参加者全員が拍手で確認した。
 連帯あいさつを、動労千葉、関西新空港反対住民がおこなった。組合に対し、不当弾圧がかけられている全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部からは、連帯メッセージが寄せられ代読された。
 つづいて、市東孝夫さんが登壇し、「三里塚・異議審裁判を二年にわたって闘い続けてこられたのは、私達の闘いの正義性が明らかだからです。一二月二〇日の判決まで二カ月。不当判決を出させない闘いを共に闘おう。これからも農地を耕す、命を耕し、反対同盟の闘いを全国に知らしめて行きます」と力強く発言し、会場からは万雷の拍手が巻き起こった。
 反対同盟顧問弁護団、市東さんの農地取り上げに反対する会、全国農民会議、福島からの訴えにつづいて、沖縄からの訴えとして名護市議会議員の川野純治さんが登壇し、沖縄の闘いの報告をおこなった。川野さんは、九月九日の名護市議選において、三期目の当選を果たしたことを報告。さらに九月三〇日の沖縄知事選において、翁長前知事の遺志を継いで、辺野古新基地建設阻止を第一に掲げて闘い抜いた玉城デニー氏が圧倒的な支持を得て知事に当選したことを報告。沖縄の民意は安倍政権にNOを突きつけていることを明らかにし、沖縄と三里塚をつないで、反戦反基地、三里塚闘争を闘う決意を表明した。
 カンパアピールを婦人行動隊の木内敦子さんがおこない、後半の司会を担当した。住民・市民団体のアピールにつづいて、決戦本部からの訴えとして、決戦本部長の太郎良さんが登壇し、11・19千葉地裁包囲闘争への結集をかちとり、12・20異議審裁判判決闘争の勝利をかちとろうと訴えた。スローガン採択・デモコース説明を事務局の伊藤信晴さんがおこない、団結ガンバローを参加者全員でおこない、いよいよデモ行進だ。デモコースは東峰の会場から市東さん宅前を通過し、市東さんの南台畑の入口の先でUターンし開拓組合道路に戻ってくるコースだ。反対同盟を先頭に気勢をあげて、強制執行阻止、三里塚闘争勝利の決意を打ち固めるデモ行進を貫徹した。

 

 

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