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     10月21日 京都

    第12回反戦・反貧困・反差別共同行動
            「変えよう! 日本と世界」

       650名が参加し集会・デモ



       

 10・21国際反戦デーに「変えよう! 日本と世界」をメインタイトルに第一二回反戦・反貧困・反差別共同行動in京都が京都・円山野外音楽堂で開催された。参加者は六五〇名、主催は同実行委員会。
 集会の最初に主催者を代表して仲尾宏代表世話人の基調提起があり、「新自由主義の失敗が明白になった世界でグローバリズムでも資本主義生産の破たんは乗り切れなくなっている。戦争・紛争が拡大し、非正規と貧困が拡大している。ナショナリズム、天皇制強化、教育勅語など一つ一つの動向に敏感に反応していく必要がある。東アジアの平和への動きをしっかりと支え、戦争をやめさせるよう日本社会を変えていこう」と集会の趣旨が提起された。
 続いて、「戦争あかん! 基地いらん! 関西の集い実行委員会」の中北龍太郎さん、「安倍改憲NO! アクション京都」の福山和人さんからの連帯挨拶が行われ、元衆議院議員の服部良一さんから「政局を語る」として、「朝鮮半島での平和の動きは必ず前に進む。冷戦が終わることの意味を考える時だ。地政学的にも欧露中朝が鉄路でつながる経済効果は大きな変化だ。秘密法・戦争法・共謀罪を成立させてきた安保環境が大きく変わる。国民の九割が『安保はそのまま』と言っているが、〝もう日米安保は不要だ〟と言う大胆な意見提起をして新たな安保闘争を取組むべき時ではないか。安倍九条改憲阻止のために、全力で闘おう」と提起をした。
 「講演トーク」では、作家の雨宮処凛さんが、ロスジェネ世代の貧困問題について自身の体験も含めて語り、単身者・高齢者・非正規・フリーランス・女性など社会的信用が低いほど金がかかる排除社会をリアルに説き明かしたうえで、「安倍の言う『総活躍社会』は上層しかみていない。分断され排除された者たちが〝何とかしよう!〟に向かわずに高齢者や貧困者へのバッシングに向かい、ガス抜きヘイトで社会はより悪い方へと向かっている。シンプルだが『頑張れば報われる社会』の実現が重要だ」と訴えた。
 趙博さん(浪速の唄う巨人)とよしだよしこさん(シンガーソングライター)公演の後は、権力の激しい組合つぶしと闘う連帯ユニオン関西地区生コン支部の西山直洋さんの緊急アピールが行われ、「大阪・和歌山・奈良・滋賀と広域での権力弾圧で労働組合を潰そうと組織犯罪対策課が憲法無視の無茶苦茶な弾圧を仕掛けてきている。さらに、マスコミを使ってフェイクニュースを垂れ流し、ヘイト集団をつかって攻撃を行っている。労働組合の要求=恐喝、正当なストライキ=威力業務妨害、とのレッテルを貼り、闘う労働組合をつぶしにかかっているが決して負けることはない。これらは安倍政権が自分たちに都合の良い社会を作るための攻撃だ。全力で闘おう」と呼びかけた。
 沖縄からの講演と報告では前名護市長でオール沖縄の共同代表の稲嶺進さんが「軟弱地盤の上に海上空港を作ろうとしている。先日の関西空港での台風被害をみても、その危険性は明らかだ。さらに活断層の上に弾薬庫がある。こんな計画を認めることはできない。大浦湾を埋め立てさせない。また米軍は、住宅地の電線が危険だと言っているが、そもそも住宅上は飛ばない約束になっている。この一事でも、米軍が日本との約束など一顧だにせず、集落上を飛行することを当然の前提にしている事がわかる。ヘリの部品が墜落した小学校のグランドでは上空を米軍機が飛ぶたびに児童の避難が続いており、最近の六カ月だけで六〇〇回にもなる。米軍との約束は守られない。児童の教育権に関わる問題だ」と告発。ヘリ基地反対協の安治富浩さんは知事選勝利を中心に沖縄の闘いの報告を行った。
 川口まゆみさんの「沖縄・平和を歌う」の後、集会まとめで、集会を終えたあと、円山公園から京都市役所までのデモを貫徹した。





 

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