共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     12月8日 滋賀

    あいば野集会に三五〇人

    
自衛隊は実弾演習をやめろ!
    

        
 一二月八日、滋賀県高島市の住吉公園において、一一月一四日の自衛隊演習中の実弾迫撃砲による民間車輌被弾事件に抗議して、「住民の命を守り、自衛隊の実弾演習に反対するあいば野集会」が約三五〇人の結集で開催された。この集会の主催は、これまで日米合同軍事演習に反対して現地で別々に集会を開催してきた「あいば野に平和を! 近畿ネットワーク」と「あいば野平和運動連絡会」、そして改憲阻止三千万署名運動を推進してきた「安倍9条改憲NO! 市民アクション・滋賀」の三団体の共催で開催された。
 集会ではまず、市民アクション・滋賀の仲尾宏共同代表が発言に立ち、「三年前にも実弾で民家の屋根と天井を貫通させたこの欠陥演習場は即時閉鎖を!」と訴えた。近畿ネットの野坂昭生代表は、「実弾演習をやめろという要求だが、本質的には軍隊は住民に銃口を向けている。京丹後のXバンドレーダー基地拡張を含めた日米両軍の増強や日米共同軍事演習開催に断固反対し、九条改憲阻止・安倍政権打倒まで闘う」と決意を述べた。また、あいば野平和運動連絡会の早藤代表は、来年一月~三月にあいば野演習場で予定されているオスプレイ参加の日米合同軍事演習との闘いを呼びかけた。
 つづいて、被害現場近くにお住いの是永宙・高島市議会議員から現地報告が行われた。是永宙市議は、「子供が四人いて、通学路近くの事故である。これだけの爆発力に、撃った方も事故に気付くはずだ。自衛隊がすぐに規則に従って演習をやめなかったこと、高島市の対応もまた問題だし、自衛隊の事故調査委員会で調査中ということだが、第三者を入れないのはおかしい。今回の事故では、地元の住民のなかに不安と怒りがいっぱいだ。区長だけを集めた説明会をやるだけで、住民に開かれた説明会をせず、さらに怒りが増幅されている。実弾演習は今後一切やめ、徹底した原因究明を!」と訴えた。
 このような深刻な事故にもかかわらず、日米両軍は来年の二月~三月に、あいば野演習場でオスプレイを参加させた大規模な日米合同軍事演習を行おうとしている。関西の闘う仲間の総結集で、これと対決していかなくてばならない。

 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.